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2015年10月09日17時30分

【為替】欧米為替見通し:カナダドルが動意付くか、雇用統計など重要イベントに注目


今日の海外市場では、カナダドルが動意付きそうだ。原油価格の持ち直しを背景にカナダドルは底堅い値動きが続いており、今晩発表されるカナダ雇用統計が堅調ならさらに買いが強まるとみる。一方、米議会で今日にも採決が見込まれる原油輸出法案の結果次第では、カナダドルは一段高となる可能性もある。

日本時間21時30分にカナダ雇用統計が発表される。9月失業率は、8月から横ばいの7.0%、また雇用者数は前月比+1万人と、8月の同+1.2万人を下回るのが市場コンセンサス。市場コンセンサス上振れとなればカナダドルは上昇方向に振れやすく、93円30銭レベルで推移している75日移動平均線を捉える場面が見られるかもしれない。

一方、米国からの原油輸出を40年ぶりに解禁する米下院の法案の審議も、カナダドルの値動きに影響を与えるとみられる。9日に下院で採決される見通しだが、ホワイトハウスはこれに拒否権を行使する方針を7日に示しており結果は不透明だ。この法案が可決された場合、原油供給の増大につながるため「原油安・資源通貨安」となり、カナダドル安につながるとの見方がある。逆に、原油決済通貨の米ドルの上昇に連れ高となれば、カナダドルの一段高につながるかもしれない。

9月30日に発表された7月のカナダ実質国内総生産(GDP)の成長率は前月比+0.3%と、市場予想の同+0.2%を上回った。今年1月から5月まではマイナスで推移していたが、その後2カ月連続でプラスとなったことでに転じている。、カナダ経済の減速懸念が後退していることから、カナダドルの底堅い値動きは続きそうだ。


【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・8月商品貿易収支(予想:-99.25億ポンド、7月:-110.82億ポンド)
・21:30 米・9月輸入物価指数(前月比予想:-0.5%、8月:-1.8%)
・21:30 加・9月失業率(予想:7.0%、8月:7.0%)
・21:30 加・9月雇用者数増減(予想:+1万人、8月:+1.2万人)
・22:10 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(経済)
・23:00 米・8月卸売在庫(前月比予想:0.0%、7月:-0.1%)
・02:30 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演(金融政策)
・IMF・世銀年次総会(11日まで、ペルー・リマ)

《SY》

 提供:フィスコ

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