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【経済】世界PC出荷は7-9月に11%減、レノボが首位キープ=IDC


米調査会社IDCは現地時間8日、今年第3四半期(7-9月)の世界パソコン(PC)出荷台数が前年同期比で10.8%減少したと報告した。全体で7097万6000台に低迷し、IDCの予想(9.2%減)以上の下げを記録したという。年末商戦を前に買い控えの動きが強まったほか、米マイクロソフトが無償アップデートで最新OS「ウィンドウズ10」を提供したことなどが影響した。
メーカー別のランキングを見ると、聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が出荷台数1493万7000台で首位をキープ。市場シェアは21.0%に拡大した(前年同期は19.7%)。ただ、出荷台数は前年同期の実績を4.9%下回っている。
2位以下の順位も変わらない。ヒューレット・パッカード(HP)の19.6%(同18.5%)、デルの14.3%(同13.1%)、アップルの7.5%(同6.9%)、エイサーの7.0%(同8.5%)が続いた。4社いずれも出荷台数は前年同期比でマイナス。なかでもエイサーが25.9%減と大幅な落ち込みを示した。
一方、ガートナーの集計によると、同期の世界PC出荷台数は前年同期比7.7%減の7372万8000台だった。メーカー別のシェアトップは、IDC調査と同じくレノボ。前年同期比4.0%減の1499万5000台で、シェア20.3%(同19.6%)だった。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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