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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続伸、コモディティ価格が回復


【ブラジル】ボベスパ指数 48914.32 +2.47%
7日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1179.21ポイント高(+2.47%)の48914.32で取引を終えた。47714.69から49290.26まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは51、値下がりは11、変わらず2であった。

米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げ観測が後退していることが、コモディティ価格を回復させ、新興国ブラジルの株価を下支えするとの見方から、買いが優勢になったもよう。また、財政赤字拡大につながる歳出案に対する拒否権行使への支持取りつけに、政府が手間取っていることでレアル安になり、輸出関連企業が株高になったことも指数を押し上げたとみられる。

【ロシア】MICEX指数 1679.49 +0.53%
7日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比8.80ポイント高(+0.53%)の1679.49で取引を終了した。1656.41から1679.49まで上昇し、高値引けとなった。

ロシア株式市場の取引時間帯の大半で、ブレント原油先物が上昇していたことが株高につながったとの見方(引け際に原油は急反落)。また、欧州株式市場が底堅い動きであったことも、ロシア株の下支えになったもよう。この日発表のロシアの週次(10/5まで)消費者物価指数は前週比+0.1%となり、前回と同じ上昇幅であった。

【インド】SENSEX指数 27035.85 +0.38%
7日のインドSENSEX指数は小幅上昇。前日比102.97ポイント高(+0.38%)の27035.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.50ポイント高(+0.30%)の8177.40で取引を終えた。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に再び買い戻された。資源関連の上昇が指数を押し上げた。年内の米利上げ懸念が後退していることを受け、原油など商品に買いが集中。また、自動車関連の上昇も指数をサポート。10月下旬から11月にかけてヒンドゥー教の新年祝い(デイワリ)を迎えるため、耐久消費財の需要増加が期待されたもようだ。

【中国本土】休場

《NH》

 提供:フィスコ

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