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【市況】8日の株式相場見通し=6日続伸で警戒感強い、買い材料難で売り先行

 8日の東京株式市場は、日経平均株価がきのうまで6日続伸となり、短期間での約8%もの急上昇に対する警戒感から、利益確定の売りが優勢となりそうだ。日銀の金融政策決定会合が経過したことで、懸念材料は薄らいだものの、ここから買い上がる手掛かり材料に乏しい面もある。
 7日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比122.10ドル高の1万6912.29ドルと4日続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退していることで、株式市場への資金流入が継続するとの見方から買いが優勢となっている。ナスダック総合株価指数は、前日比42.791ポイント高の4791.152と反発した。
 8日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円90銭台と、前日に比べてやや円高・ドル安が進行している。
 日程面では、10月の金融経済月報、8月の国際収支、9月の景気ウオッチャー調査、8月の機械受注、9月のオフィス市況、8月の産業機械受注統計に注目。海外では、FOMC議事要旨(9月16~17日分)、独フォルクスワーゲンの不正問題で米下院が公聴会、ノーベル文学賞発表が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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