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【市況】<マ-ケット日報> 2015年10月7日

 7日の市場は日経平均が6日続伸。終値は前日比136円高の1万8322円だった。日経平均の6連騰は7月に記録した6連騰以来。中頃まではマイナス圏で推移する時間がほとんどだったが、今月末の日銀の追加緩和期待や売り方の買い戻しなどで終盤は上げを加速。アジア株の上昇も支援要因となり意外にも底堅いところを見せている。

 昨日の米国市場は原油高を好感してダウ平均が小幅ながらも3日続伸。8月20日以来、約1カ月半ぶりの水準まで回復してきた。NY原油先物(WTI)が48ドル台と1カ月ぶりの高値をつけたことで石油株、資源株が買い直された。一方、ナスダック指数やS&P500種は反落しており、全体としてはまちまちだったといえる。さて、寄り前段階では材料不足から小反落が見込まれていた東京市場だが、本日の相場は終わってみれば意外にも6日続伸するなど腰の強い展開に。昼休み中に発表された日銀金融政策決定会合の結果は現状維持で一時失望売り(140円安)を誘ったものの、その後は日経平均が1万8000円を割らなかった下値の堅さを好感し、大引けまで買い戻しが続く意外高を演じていった。今月は月末にも日銀の政策会合が予定されている。今日、追加緩和をしなくても、月末には実施するのではという期待感の表われもあったようだ。このような形で1万8000円台をキープしたことで、当面は下値不安の薄れたなか、1万8500円を目指す流れとなりそう。(ストック・データバンク 編集部)

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