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【市況】国慶節明けの中国市場への期待【クロージング】


7日の日経平均は続伸。136.88円高の18322.98円(出来高概算23億2000万株)で取引を終えた。日銀の金融政策決定会合で「金融政策の現状維持」を決定。これを受けて先物市場では一時17990円と18000円を割り込む局面もみられた。しかし、日経平均は25日線レベルでの底堅さが意識されるなか、次第にショートカバーを誘う形で上げ幅を広げており、終値ベースでは9月17日以来、11営業日ぶりに18300円を上回った。

金融政策決定会合での現状維持で売り仕掛けとなり、その後は理想的な切り返しをみせている。ただし、指数インパクトの大きいソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>などがけん引しており、インデックスに絡んだ商いの影響が大きい。個人主体の中小型株やインバウンド関連など、テーマ株の一角には利益確定とみられる動きが目立っており、日経平均の底堅さほど、強気になりづらい面もあろう。

足元では原油相場などの上昇を背景に、資源・素材関連の上昇が目立っている。きょう7日まで国慶節の大型連休で中国市場は休場だった。その間、ハンセン指数は足元のリバウンドで8月以来の水準を回復している。中国が連休明け後に強い動きをみせてくるようだと、資源・素材関連の資金回転が利くため、センチメントは明るくなろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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