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【市況】7日の株式相場見通し=5日続伸の後を受け一服商状

 7日の東京株式市場は、日経平均株価がきょうまで5日続伸となり、戻り待ちの売りが予想される。
市場関係者からは「25日線を上回ってくるなど、底打ちから反転上昇相場への期待感が高まっている。ただ、1万8000円~1万8500円は、8月下旬以降ほぼ1カ月間もみあった価格帯で、戻り売りも想定されここからの上昇にはやや日柄が必要とされそうだ」との見方も出ていた。
 きょうの日銀金融政策決定会合の結果発表に対して、一部に追加緩和期待もあることから「現状維持」となった場合の売りも予想される。
 6日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比13.76ドル高の1万6790.19ドルと3日続伸。ニューヨーク・マーカンタイル取引所で米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月物価格が1バレル=48ドル台と約1カ月ぶりの高値となったことで、石油株を中心に資源関連銘柄が全体相場の上昇を牽引した。ナスダック総合株価指数は、前日比32.903ポイント安の4748.361と5日ぶりに反落した。
 7日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=120円20銭台での推移となっている。
 日程面では、安倍内閣改造・自民党役員人事、黒田日銀総裁会見、8月の景気動向指数、9月末の外貨準備高、「CEATECジャパン2015」開幕(~10日)に注目。海外では、ノーベル化学賞発表が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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