市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは13ドル高、堅調な原油相場を好感もバイオ銘柄に売り(6日)


5日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は13.76ドル高の16790.19、ナスダックは32.90ポイント安の4748.36で取引を終了した。国際通貨基金(IMF)が今年の世界成長率予想を引き下げ、世界経済減速への警戒感から売りが先行。NY原油先物相場が大幅上昇となり、エネルギーや素材セクターに買いが広がったほか、8月貿易赤字が拡大したことで年内の利上げ観測が後退し、上昇に転じる場面もあったが、薬品価格の値上げをめぐる懸念が再燃し、ヘルスケア・バイオセクターが軟調推移となるなど、終日売り買いが交錯する展開となった。セクター別では、エネルギーや素材が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが下落した。

化学のデュポン(DD)は会長兼CEOのエレン・クルマン氏が辞任を発表し、大幅上昇。原油価格の上昇を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が堅調推移。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は決算内容が好感され、買われた。一方で、医薬品価格抑制への取り組みを嫌気して医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)やアムジェン(AMGN)などのバイオ銘柄が下落した。

ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)は、マーケット終了後に6-8月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均