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【特集】イデアインター Research Memo(11):非常に積極的な株主優待制度導入、復配への道筋か


■株主還元

イデアインターナショナル<3140>は株主への利益配分については、現金配当を基本方針としているものの、現実には、過去においては成長投資に向けた内部留保充実を理由に、また、最近においては累積損失を理由に無配が続いている状況だ。そうしたなかで、今回、非常に積極的な内容の株主優待制度導入に踏み切った。背景には、現金配当が可能になるまでにはしばらく時間がかかると想定される一方で、期間損益の改善には一定の道筋が見えてきたことへの自信の表れであると弊社では理解している。

同社は株主還元への意識は高く、株主優待という限られた施策においても、株主にとっての利用しやすさに配慮したものとなっている。2016年6月期から株主優待制度の一部を変更。ランクを拡大するとともに権利確定のタイミングを年2回から年1回に統合し、1回当たりの内容を200%高額なものに変更している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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