市場ニュース

戻る
 

【材料】積水ハウスが反発、豪州での大規模住宅開発報道が刺激

 積水ハウス<1928>が反発、株価は8月21日にマドを開けて大幅安、その後も売りが売りを呼ぶ形で下値模索が続いたが、9月8日の1639.5円を底値に切り返しが鮮明。3日付の日本経済新聞では、住宅大手が海外での大規模開発に動き出す方針にあることを報じ、そのなか「(積水ハウスは)2020年度までに国内勢で最大規模の2400億円を投じオーストラリアで6200戸の住宅を供給する」と伝えた。日本の住宅着工件数は飽和状態が続き1970年代のピーク時から約5割減り、今後も趨勢的に減少が続く見通し。国内にとどまらず海外での需要開拓は大手住宅メーカーにとって喫緊の課題だ。そうしたなか、同社は豪州で地元企業と組んで合計27万平方メートルの敷地を開発し6200戸の住宅を18年度以降に売り出す計画とされ、これによる中期的な業容拡大余地に期待した買いを誘っている。

積水ハウスの株価は13時41分現在1923.0円(△29.0円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均