市場ニュース

戻る
 

【材料】オハラ---光学ガラス業界でトップ、光事業の収益改善が想定以上


オハラ<5218>は光学ガラス業界でトップ。デジカメ向け光学プレス品が主力。特殊・石英ガラスなどもてがけている。光学ガラスはデジタルカメラ及び液晶プロジェクターに代表されるデジタル関連機器をはじめとして、顕微鏡・天体望遠鏡などの光学機器にも使用されている。また、光学ガラスで培った技術をもとに開発された特殊ガラスは、半導体/液晶露光装置用部材等に使用されている結晶化ガラスの他、光通信フィルター用サブストレート、精密測定用基板、装飾用など幅広い分野で活躍。様々な固体電解質としての応用が可能なリチウムイオン伝導性ガラスセラミックスの開発も行っている。

2015年10月期は売上高で前期比8.5%減の227.0億円、経常利益で同21.3%増の6.0億円が見込まれている。売上高においては光事業において、デジタルカメラ向けレンズ材の需要に底打ち感が見られるものの、需要回復の度合いが鈍く、足元で販売が弱含みで推移するものと見込まれ、エレクトロニクス事業においても、特殊用途向け硝材の販売が前回予想を下回っている。一方、利益は光事業の収益改善が当社想定を上回っている。

PBRは0.35倍と1倍を大きく下回る。2014年10月期末のネットキャッシュは40億円と豊富。

《SF》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均