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【市況】東京株式(大引け)=2円高、米雇用統計控え小動き

 2日の東京株式市場で、大引けの日経平均株価は、前日比2円71銭高の1万7725円13銭と小幅高で3日続伸。東証1部の売買高概算は18億8680万株、売買代金概算は2兆712億8100万円。値上がり銘柄数は928、対して値下がり銘柄数は851、変わらずは119銘柄だった。
 前日までの2日間で日経平均株価が791円の大幅上昇をみせたことに、週末控えのポジション調整の利益確定の流れも加わって、売り先行のスタートとなった。日本時間今夜の米9月雇用統計の発表が目前に迫っていることもあり、様子見気分が強まり、一時前日比184円安まで売り込まれる場面もあった。
 ところが、午前10時半過ぎから売りに一巡感が出て急速に下落幅を縮小する推移となり、前場引けでは、消費関連銘柄がリード役となって小幅ながら前日比プラス圏に浮上した。後場に入ると、前日終値を挟んで売り買いが交錯する方向感に乏しい展開となった。 
 個別銘柄では、ソースネクスト<4344>がストップ高まで買われ、シマノ<7309>、Uアローズ<7606>、ディスコ<6146>、航空電子<6807>も大幅高。トヨタ<7203>、ソニー<6758>、日東電工<6988>、住友大阪<5232>も堅調な推移となり、セブン&アイ<3382>やイオン<8267>など小売関連銘柄が賑わった。半面、不二越<6474>、シスメックス<6869>、ワタミ<7522>、キーエンス<6861>は売られている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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