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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):象印、Uアローズ、航空電子、アスクル

■象印マホービン <7965>  1,858円  +108 円 (+6.2%)  本日終値
 象印マホービン<7965>が3連騰。1日からの国慶節で、多くの中国人観光客が来日するなか、炊飯ジャーなど調理家電の販売増が期待されている。中国では店頭イベントを積極的に展開し圧力IHジャーなど同社製品への人気が高い。今15年11月期は通期連結営業利益で86億円(前期比46.3%増)を大幅な増益を見込んでおり、この日発表予定の第3四半期決算への期待も高まっている。

■ユナイテッドアローズ <7606>  5,460円  +300 円 (+5.8%)  本日終値
 SMBC日興証券が1日付でUアローズ <7606> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を4600円→5700円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、14年の秋冬商材の価格引き上げによる売上苦戦と、発生した過剰在庫の処分に伴う粗利率の低下は16年3月期第2四半期で峠を越えたと指摘している。同証券では、売上回復と粗利益率改善を踏まえ、16年3月期の営業利益を118億円→128億円(会社計画は116億円)、17年3月期を130億円→151億円に、18年3月期を138億円→167億円にそれぞれ引き上げた。

■日本航空電子工業 <6807>  1,999円  +103 円 (+5.4%)  本日終値
 日本航空電子工業<6807>が大幅続伸。メリルリンチ日本証券では、北米大手スマートフォンメーカー向け高納入シェア維持、中国スマートフォンメーカー向けビジネス増加、自動車用コネクタ受注拡大等を背景に、業績そのものは堅調と指摘。16年3月期第2四半期決算発表でファンダメンタルズの好調が確認されれば、株価は上昇に転じる可能性が高いとみて、今後同社に求められるのは株主還元の拡充としている。目標株価を3400円から3300円に引き下げるも、レーティングを「中立」から「買い」に引き上げている。

■ディスコ <6146>  8,990円  +400 円 (+4.7%)  本日終値
 ディスコ<6146>の株価は堅調推移。同社は1日取引終了後、16年3月期第2四半期の単独売上高を発表、前年同期比3.0%減の279億3700万円だった。第1四半期を合わせた累計では同1.8%増の572億8200万円となった。第1四半期に活発化した半導体・電子部品メーカー各社の設備投資は徐々に減少している状況。精密研削装置(グラインダ)の出荷が底堅く推移したことで、精密加工装置の売上高は比較的高い水準となった。消耗品である精密加工ツールの売上高も堅調だった。

■アスクル <2678>  4,730円  +195 円 (+4.3%)  本日終値
 アスクル<2678>が大幅反発。1日の取引終了後に発表した9月の月次業績で、単体売上高が前年同月比10.9%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。主力のBtoB事業が同7.7%増と引き続き堅調だったほか、成長分野のLOHACOも同51.6%増と好調に推移したことが貢献した。

■ピジョン <7956>  2,933円  +120 円 (+4.3%)  本日終値
 ピジョン<7956>が3日続伸。岩井コスモ証券では1日、同社株を新規「A」とし目標株価を3500円に設定した。注力する中国事業の拡大余地は大きく、「中期的には中国事業と海外事業を成長ドライバーとして年2割程度の営業増益を続ける可能性は高い」とみている。同証券では、今16年1月期の連結営業利益は前期比21%増の155億円(会社予想は150億円)と予想、17年1月期の同利益は187億円を見込んでいる。また、子育て支援を強化し出生率の上昇などを目指す「第2ステージのアベノミクス」関連銘柄としても注目している。

■不二製油グループ本社 <2607>  1,587円  +47 円 (+3.1%)  本日終値
 不二製油グループ本社<2607>が反発。国内大手証券は、16年3月期下期から連結を開始するHarald社はレアル安による輸入原料の上昇などにより厳しい環境下におかれているとみられるものの、中期的には同社からのチョコレート油脂の供給やHarald社の販路を利用したクリームなどのチョコレート以外の製菓・製パン素材の販売などのシナジー創出に期待したいとしている。同証券カバー食品業界の平均PER低下を踏まえ、目標株価は2700円から2200円へ引き下げられたものの、レーティング「バイ」を継続している。

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