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【経済】世界の株式時価総額:7-9月期10兆米ドル強縮小、2011年以来で最悪


全世界の株式時価総額は7-9月期に10兆米ドル以上に縮小し、四半期ベースで2011年以来の縮小幅を記録した。原油など商品価格の大幅下落に加え、中国経済の先行き不透明感が強まったことが背景にある。また、年内の米利上げ観測に加え、世界経済の回復が予想以上に遅れていることを受け、10-12月期の世界の株式市場に対し、ネガティブな見方が優勢になっている。

米利上げ観測に伴う新興国からの資金引き揚げが加速していることを受け、中国を含む新興国の株式下落がもっとも目立っていたと指摘されている。MSCIエマージング指数は7-9月期に19%下落。国際金融協会(IIF)はこのほど、全世界の投資家は7-9月期、新興市場から計400億米ドルの資金を引き揚げ、2008年の世界同時不況以来で最大の資金流出だと報告した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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