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【通貨】外為サマリー:1ドル120円20銭台に上昇、日銀の追加緩和期待膨らむ

 1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=120円22銭前後と前日午後5時時点に比べ20銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=133円98銭前後と同79銭のユーロ安・円高で推移している。
 ドル円相場は午前11時過ぎに120円20銭台へ上昇した後は一進一退が続いた。この日は午前8時50分過ぎに日銀短観が発表されたほか、午前10時に中国製造業PMIが公表されるなど、注目経済指標の発表が続いた。このなか、元日銀副総裁の岩田一政氏が「日銀は動かざるを得ない方向」と発言したとの一部報道を受け追加緩和期待が膨らんだ。同氏は「実体経済は想定以上に悪い」としマイナス金利の導入にも言及したという。
 今月は6~7日と30日の2回日銀金融政策決定会合があるだけに、市場には追加緩和期待が高まる状況にある。ただ、チャート的には120円30銭前後が当面の抵抗線となっており、120円半ばへの円安が進むかが市場の関心を集めている。今晩は米9月ISM製造業景況指数の発表がある。
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1143ドル前後と前日に比べ 0.0086ドルのユーロ安・ドル高で推移している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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