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【通貨】外為サマリー:1ドル119円80銭台でもみ合う、日銀短観の影響は限定的

 1日の東京外国為替市場のドル円相場は一進一退。午前10時10分過ぎ時点で1ドル=119円88銭前後と前日に比べ10銭強のドル安・円高で推移している。
 日銀が午前8時50分に発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス12だった。6月調査のプラス15から3ポイント低下した。市場予想(プラス13)をやや下回った。この結果を受け、為替市場では一時119円76銭まで円高が進んだ。市場では、日銀短観のDIの悪化幅が大きければ追加緩和期待が膨らむとの見方があった。しかし、追加緩和期待が膨らむほどDIは低下せず、円安を期待していた向きの買い戻しが入ったようだ。
 ただ、全体的には市場予想の範囲内にとどまり、円高も限定的で119円80銭台でのもみ合いとなっている。
 中国国家統計局と中国物流購買連合会(CFLP)が発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と8月に比べ0.1ポイント上昇した。市場予想(49.7)をやや上回ったが、ほぼ市場予想の範囲内だった。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1173ドル前後と前日に比べ0.0050ドル強の下落。対円では1ユーロ=133円94銭前後と同80銭強のユーロ安・円高となっている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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