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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,300円~17,600円。 

 米ダウ平均は、朝方発表された9月ADP雇用統計が、市場予想を上回る内容だったことを好感して大きく上昇。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)165円高(円建て)と値上がりして取引を終えていことから、東京市場の朝方も買い先行からプラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、寄り前発表の9月調査の日銀短観は、前回より悪化することは既に織り込み済みで大きな影響を受けない公算であるが、予想以上の悪化となれば追加の緩和期待から、買い意欲の高まりも想定される。但し、予想内の結果となった場合、特に目立つ買い材料も無く、週末の雇用統計発表を控え積極的なポジション構築がし難いことから、マーケットは概ね方向感の乏しい上値の重い展開となるだろう。

 テクニカル的には、ボリンジャーバンドの-1σ(17,546円前後)回復を目指す値動きとなりそうだが、ここを超えることが出来なければ、-1σ~-2σ(17,048円前後)のレンジ内取引が続きそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、一昨日の急落でもボリンジャーバンドの-1σ(2,439ポイント前後)を割り込まず、昨日の取引でも下値をサポートしたことから、本日も-1σを支持線とし、25日移動平均線(2,483ポイント前後)が上値のメドとなりそうだ。マザーズ指数は、終値ベースながら一目均衡表の転換線(762ポイント前後)と基準線(750ポイント前後)を上抜いてきたことから、基準線を支持線として800ポイントの大台回復を目指すだろう。

 本日の予想レンジ 17,300円~17,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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