市場ニュース

戻る
 

【市況】米経済指標を注視、堅調なら相場を押し上げ


『米株式市場』

 25日のNY市場はまちまち。イエレンFRB議長の講演を受けて米国経済に楽観的な見方が広がったほか、4-6月GDP確報値が上方修正されたことなどが好感された。しかしながら、今週ヒラリー・クリントン前国務長官が医薬品価格の抑制に取り組む姿勢を表明したことへの懸念から、ヘルスケア・バイオ銘柄が売られ、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。ダウ平均は113.35ドル高の16314.67、ナスダックは47.98ポイント安の4686.50

 イエレンFRB議長は、年内の利上げ開始が妥当との認識を示し、金融政策の先行き不透明感や米景気に対する懸念が後退した。今週は月初に入ることから経済指標の発表が多数予定されているが、予想を上回る強い内容となれば年内利上げが現実味を帯び、相場にも強く反映されるだろう。経済指標では、個人所得(8月)、個人消費支出(8月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(8月)、中古住宅販売成約指数(8月)が予定されている。また、シカゴ連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁が講演を予定しており、利上げに関する発言等が意識されやすいだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均