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【市況】東京株式(前引け)=買い一巡後に軟化も下値も限定的

 25日前引けの日経平均株価は前日比11円安の1万7560円と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は12億6487万株、売買代金概算は1兆2469億3000万円。値上がり銘柄数は868、対して値下がり銘柄数は897、変わらずは134銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて売られたものの、為替が円安水準でもみ合っていたこともあり、目先値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが入り日経平均は高く始まった。しかし、世界景気の減速懸念や独フォルクスワーゲンの排ガス不正問題などが重荷となり、買い一巡後は急速に伸び悩む展開に。前場後半は前日比マイナス圏に沈んだ。ただ、日経平均は前日までの2営業日合計で860円の下げをみせており、一段の下値を売り込む動きにも乏しい。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が拮抗しており、強弱感の対立を物語る。
 個別では三井住友<8316>など大手銀行がしっかり、JAL<9201>、JT<2914>なども買いが先行している。三井不<8801>も高い。JPHD<2749>が急伸、テルモ<4543>、テンプHD<2181>も上昇した。半面、アルプス電<6770>が大幅安、日本電産<6594>も大きく値を下げた。銭高組<1811>も利食われ、日本ガイシ<5333>、ファナック<6954>などの下げもきつい。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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