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【通貨】外為サマリー:1ドル120円30銭台でもみ合う、イエレン発言受け堅調推移

 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=120円30銭台での一進一退となっている。
 市場の関心を集めたイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演では、年内利上げの可能性が示唆された。これを受け、ドル円は、120円00銭前後の水準から120円30銭台へとレンジを切り上げた。年内には10月と12月に米連邦公開市場委員会(FOMC)があり、市場では12月利上げ観測が有力だが、10月の可能性も残っていることから、今後も米経済指標への注目度が高まるとみられている。この日はニューヨーク市場で米4~6月期国内総生産(GDP)確定値の発表があり、その内容も関心を集めている。
 早朝に総務省が発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は103.4と前年同月比で0.1%下落した。市場予想(0.1%の下落)と同水準だったこともあり、市場の反応は限定的だった。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1170ドル前後と前日に比べ軟調に推移。対円では1ユーロ=134円40銭前後と小幅安となっている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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