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【市況】NY株式:ダウは179ドル安、原油価格や商品価格下落を嫌気


22日の米国株式相場は下落。ダウ平均は179.72ドル安の16330.47、ナスダックは72.23ポイント安の4756.72で取引を終了した。アジア開発銀行が中国の成長率見通しを引き下げ、原油価格や商品価格が大きく下落したことで売りが先行。独自動車大手フォルクスワーゲンの排ガス規制の不正問題を受けて欧州株が全面安となった事も嫌気され、終日軟調推移となった。セクター別では全面安となり、特に自動車・自動車部品や運輸の下落が目立った。

フォルクスワーゲンによる排ガス規制の不正問題を受けてフォード(F)やGM(GM)などの自動車関連企業が下落。投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)はブランクファインCEOがリンパ腫を患っていることが明らかとなり、軟調推移。買収手続きを進める事務用品小売のステープルズ(SPLS)とオフィスデポ(ODP)は当局が買収に反対する可能性が高いとの報道を受け、両社とも売られた。一方で、化学のデュポン(DD)は、シティグループによる投資判断引き上げを受け、上昇した。

中国の国家発展改革委員会は通年の成長率を政府目標通り7%前後と予想したが、同国の政府系シンクタンクは成長率が政府目標には届かないとの考えを示している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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