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【注目】今週の「妙味株」一本釣り!


●ニチモウ <8091>  【目標株価】320円(18日終値248円)

「手掛かり材料豊富でPBR超割安」

 同社は水産物の専門商社で、日水を大株主に擁し関係も密接だ。

 カニなどの高級品が好調に推移するほか、食品製造機械の拡販も業績に寄与している。日本近海での漁獲量が減少し、漁業規制から養殖魚が今後増加する見通しにあることで、養殖資材を手掛けていることも収益機会をもたらせる。また、ダム・河川用網場、安全ネット、落石防止ネットなどを手がけていることで防災関連としての側面も。

 16年3月期は連結営業利益段階で53%増益を見込み、年5円配当を継続するなかで、PBRがわずかに0.6倍台と割安感も強い。


●関電化 <4047>  【目標株価】1200円(18日終値835円)

「リチウムイオン電池関連として注目」

 同社は、リチウムイオン電池の電解液添加剤を手掛けている。足もと、同電池用正極材料の田中化研 <4080> [JQ]や同電池用セパレーターのWSCOPE <6619> [東証M]が動意づいており、人気が波及する可能性がある。

 同社の業績は好調で、8月11日には16年3月期通期の連結営業利益見通しを従来の60億円から78億円(前期比68.6%増)に増額修正。半導体・液商用特殊ガス類の販売量増加や価格修正効果が寄与する。

 8月18日に年初来高値1098円をつけたあとは全体相場の地合い悪もあって調整を強いられているが、PER10倍以下には割安感がある。

情報提供:日刊株式経済新聞

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