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【市況】NY株式:ダウは290ドル安、アジアや欧州株の大幅下落を受けて軟調推移


18日の米国株式相場は下落。ダウ平均は290.16ドル安の16384.58、ナスダックは66.72ポイント安の4827.23で取引を終了した。昨日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表後に米国株が乱高下した流れで、アジアや欧州市場が大きく下落したことから売りが先行。利上げで貸出金利などへの好影響が期待されていた金融セクターへの売りが目立ち、終日軟調推移となった。本日はオプションや先物取引の決済日となっており、NY原油先物相場が一時5%強下落したことも嫌気された。ダウは一時310ドルを超える下落となった。セクター別では全面安となり、特にエネルギーや銀行の下落が目立った。

原油価格の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は10億ドルの増資を発表し、下落。一方で、グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は決算内容が好感され上昇した。

20日(日)にギリシャ総選挙が実施される。与党の急進左派連合と野党の新民主主義党との支持率は拮抗しており、連立政権になるとの見方が強いが、総選挙後の連立交渉が難航した場合、7月に合意した第3次ギリシャ支援の条件実行に影響が出る可能性がある。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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