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【市況】18日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、カジノや本土系不動産株が強含み


18日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比66.20ポイント(0.30%)高の21920.83ポイント反発し、本土企業株で構成されるH株指数が64.21ポイント(0.64%)高の10028.38ポイントと3日続伸した。売買代金は955億2700万香港ドル(17日は898億8700万香港ドル)。

安寄り後に買われる流れ。中国景気の先行きがやや楽観される。習近平・国家主席が昨日、「中国は長期にわたる経済成長を達成する力がある」と述べたことなどが買い安心感につながった。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノ株の上げが目立つ。金沙中国(1928/HK)が5.8%高、銀河娯楽集団(27/HK)が4.1%高で引けた。大手ブローカーの強気見通しも追い風になっている。米金利動向に敏感な香港系不動産株も軒並み上昇。昨夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ決定がひとまず見送られたことが手がかりになった。

本土系不動産株もしっかり。広州富力地産(2777/HK)が2.8%高、華潤置地(1109/HK)が2.3%高、中国海外発展(688/HK)が1.7%高と値を上げた。主要70都市の8月新築住宅相場で、値上がりした都市数が前月から増加(31→35都市)したことを好感している。

ゼネコンや発電設備などインフラ関連株も物色される。中国鉄建(1186/HK)が3.7%、中国交通建設(1800/HK)が3.4%、上海電気集団(2727/HK)が4.0%、ハルビン電気(1133/HK)が2.5%ずつ上昇した。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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