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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2015年9月18日

 今週の日経平均終値は18070円21銭、前週末比194円01銭安でした。

 今週の日経平均は先週の週間高値(1万8770円)を上回ることなく推移して結局は反落。依然として右肩下がりの圧力を受けている様子が伝わります。下値は1万8000円辺りをキープしてかろうじて下げ止まりを見せていますが、日足でも今週は5日中4日が陰線を引くなど、取引時間中(ザラバ)に買いが続かない状態です。8月の高値2万946円から約3000円も下げておきながら、まだこれといった強い反発を見せられない現状は、今後に多少の下値余地があるとも考えられます。下げの主因である中国経済の実態がつかめず、また、対応策も示されない状況ですから、市場がこのマイナス材料を織り込むにも通常より時間がかかるのでしょう。調整はもう少し続きそうで、日経平均は当面1万8000円を挟んで上下500円規模の振れ幅でもち合う可能性が濃厚です。中国の経済指標の減速に一服感が出て来れば最悪期脱出となりますが、これはもう少し待たないとならないでしょう。今週は日米の金融政策が結局は変化なしとなり、相場には重苦しさが残りましたが、来月は下旬にFOMCと日銀会合が再びあり、今度こそ何かしらのアクションが期待できるかもしれません。10月には臨時国会も予定されており補正予算(政策発動)への期待もでてくるでしょう。9~10月は下値を固める時期になるのではないでしょうか。(ストック・データバンク 編集部)

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