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【通貨】外為サマリー:FOMC利上げ見送りで軟調推移、来年へ先送り観測も浮上

 18日の東京外国為替市場のドル円相場は大幅下落。午前10時時点で1ドル=119円79銭前後と前日午後5時時点に比べ1円14銭のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=136円61銭前後と同31銭のユーロ安・円高で推移している。
 市場の関心を集めた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きを決定。利上げは見送られたことを受け、米長期金利が急低下し、ドル安が進行した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容はハト派寄りとの受け止め方が多く、120円ラインを割り込むドル安・円高となった。利上げが見送られれば、米株式市場は上昇するとの見方があったが、NYダウは一時上昇後に下げに転じたことも、ドル売り要因となった。
 東京市場に入ってからも軟調な値動きが続き、午前9時30分過ぎには119円66銭まで値を下げる場面があった。米国の利上げ時期に関して、10月あるいは12月との見方が多いが、市場の一部には「状況次第では来年にずれ込む可能性も」との観測も出ており、依然、先行きには不透明感が強まる状況となっている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1403ドル前後と前日に比べ 0.0081ドルのユーロ安・ドル高で推移している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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