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【特集】C&Gシステムズ Research Memo(7):追加の自社株買いを実施し株主還元を行う


■配当政策と株主還元

配当についてC&Gシステムズ<6633>の経営陣は、「業績連動による配当を継続的に実施すると同時に、企業価値の最大化を目指す」と述べている。業績連動とは配当性向一定のことであり、少なくとも現在(2015年12月期予想ベース)の配当性向25~30%を維持する予定であることから、今後業績が予想を上回れば、増配の可能性もありそうだ。

さらに同社は、2015年1月に市場経由で504,800株の自社株買い(取得価額約300百万円)を実施したが、追加で2015年3月2日から8月13日の間に738,900株(約400百万円)の自己株式を市場経由で取得した。これら自社株買い総額と配当総額を合わせた「総還元性向※2」は、今期(2015年12月期)予想ベースで290%となる。同額の自社株買いを毎年継続するかは不明であるが、株主還元に対して前向きな姿勢は大いに評価できるだろう。
※2総還元性向=(配当総額+自社株買い価額)÷当期純利益

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《YF》

 提供:フィスコ

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