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【市況】<マ-ケット日報> 2015年9月17日

 17日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比260円高の1万8432円で、9日以来、約1週間ぶりの水準まで戻して取引を終えた。前日の米株高や取引時間中の中国株の落ち着きが支えとなり、一時は300円近い上げ幅まで示現した。今晩のFOMCを前に売りポジションを手仕舞っておこうという動きも一部にはあったようだ。東証1部の出来高はこの日も20億株に届かず基本的には様子見。FOMCの結果に市場がどう反応するか、明日は注目の1日となる。

 昨日の米国市場は原油先物(WTI)や中国株の上昇を受けてダウ平均が続伸。100ドル超えの上げで8月20日以来、約1カ月ぶりの高値をつけてきた。FOMCを前に商いは少なめだったが、売り方が買い戻し(ショートカバー)に動いたことも影響したようだ。リスク回避の動きは目先一巡しつつある。さて、本日の東京市場は米国株の上昇にけん引されて日経平均がようやく1週間ぶりの高値を示現。FOMC直前ということで売り方の動きもセーブされてきた。中国上海株も落ち着いた動きとなり今日のところは足カセとはならなかった。注目される米国の利上げに関しては9月は見送りとの見方がやや支配的だが、利上げが決まれば株価はいったん下げることにもなり、日本時間明日未明の結果をただ待つしかない状況。仮に利上げ見送りでも今の状況なら年内利上げの可能性が十分に残り、大きな株高につながる可能性は低そうだ。日経平均は1万8000円台のレンジから上へ抜けるのは時間がかかるかもしれない。(ストック・データバンク 編集部)

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