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【市況】リスクオンなら連休中の部分を先回り的に買うか【クロージング】


17日の日経平均は続伸。260.67円高の18432.27円(出来高概算19億2000万株)で取引を終えた。16日の米国市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが実施される可能性は低いとの見方から、NYダウは140ドル高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円高の18345円となるなか、これにさや寄せする格好から買いが先行した。

その後はFOMCで利上げに踏み切るかを見極めたいという模様眺めムードも強く、こう着感の強い相場展開が続いた。ただし、大引けにかけてはインデックスに絡んだ断続的な資金流入がみられ、終値としては6営業日ぶりに18400円を上回っている。インデックス売買の影響から、東証1部の値上がり数は1500を超えており、全体の7割を超えている。

あすはFOMCの結果を受けた米国市場の動向に大きく影響を受けることになろう。利上げ先送りがコンセンサスとなっており、利上げに踏み切った場合はネガティブ視されよう。ただし、先行きの不透明感が払拭することになるため、FOMC通過後はいずれにせよアク抜けとなる。

大型連休入りにより積極的な参加者は限られそうだが、アク抜けへの意識が高まるようなら、リスクオンからファンド筋などは連休中の部分を先回り的に買ってくる動きも出てくる可能性もありそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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