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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アインファマ、SMC、オムロン、ソニー

■アインファーマシーズ <9627>  5,400円  +280 円 (+5.5%)  11:30現在
 16日、アインファマ <9627> が四国最大の調剤薬局チェーンであるNPホールディングス(非上場)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表したことが買い材料。株式の取得価額は概算で56.4億円。NPホールディングスは子会社の西日本ファーマシーと瀬戸内ファーマシーで、香川県を中心に調剤薬局41店舗を展開している。買収により出店数が少ない四国で積極的な新規出店を図る。

■SMC <6273>  27,350円  +1,335 円 (+5.1%)  11:30現在
 SMC<6273>が急騰。ファナック<6954>、キーエンス<6861>も値を飛ばしている。きょうは、機械セクターの値がさ株が3銘柄そろって急上昇していることが市場の関心を集めている。6月までは大注目のセクターと調整しない上昇を続けていた銘柄として外国人投資家の買いとみられていた。ただ、6月からは反動安がひどく下落トレンドが続いていた。大幅高となる材料に欠けるものの、中国株の下落が落ち着いていることや、FOMC前にポジションの巻き戻しの動きなどが推測される。

■ポケットカード <8519>  585円  +28 円 (+5.0%)  11:30現在
 ポケットカード<8519>が4日ぶりに反発。16日の取引終了後、島忠<8184>と提携し、「島忠」「HOME’S」各店舗で12月1日から事業者向けクレジットカード「シマホ ビジネスカード」の募集を開始すると発表しており、業績への寄与が期待されている。今回新たに発行する「シマホ ビジネスカード」は、個人事業主や中小企業のオーナーをターゲットにした事業者向けクレジットカード。利用から支払いまでの期間を最長3カ月と通常のカードより長く設定し、与信枠を最大300万円と高額にすることで仕入れなどを含めた事業活動に利用でき、事業者の多様な資金需要に柔軟に対応できる仕様となっているのが特徴としている。

■ミネベア <6479>  1,414円  +66 円 (+4.9%)  11:30現在
 ミネベア<6479>が商いを伴い大幅続伸。同社が手掛けるスマートフォン向けLEDバックライトが、中国向け低迷で急減速するとの懸念が8月以降の急落の背景となっていたが、市場では行き過ぎに売られたとの見方が強い。LEDバックライトの下振れは大手顧客向け生産立ち上げの後ずれによる部分も多く、下期以降キャッチアップすることが予想されるほか、北米自動車向けにボールベアリングや計測機器が好調で通期会社側計画は上方修正の余地が指摘されている。同社はミニチュアベアリングで世界シェア6割、ピボットアッセンブリーでは同7割以上のシェアを有しているとされ、機関投資家にとって深押しは垂涎の拾い場となる。今月15日に1319円の年初来安値をつけたが、1300円台は長期トレンドでみてもちょうど24カ月移動平均線上に位置しており、足の長い法人系資金については押し目買いのメドとなり、下値抵抗力が発揮されやすい。

■オムロン <6645>  4,200円  +185 円 (+4.6%)  11:30現在
 16日、オムロン <6645> がナスダック上場の産業用ロボットメーカーであるアデプトテクノロジーを買収すると発表したことが買い材料。同社は米子会社を通じアデプト社に対してTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株13ドルで、総額約2億ドル(約240億円)となる。アデプト社は製造業の多様なニーズに対応できる幅広い品ぞろえとともに、ロボットを制御する技術やロボットの目となるビジョンセンサー技術に強みを持つ。発表を受けて、相乗効果や競争力強化による事業拡大に期待する買いが向かった。

■ソニー <6758>  3,210円  +114 円 (+3.7%)  11:30現在
 ソニー<6758>が続伸、オリンパス<7733>も3日続伸とともに買い進まれた。16日の取引終了後、両社の医療事業合弁会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズを含む3社で、4K外科手術用内視鏡システムを製品化したことを発表、これを好感する動き。この新製品は、光源部分、内視鏡からモニターまで、最先端の4K技術と各種ノウハウが組み込まれた、これまでにない外科手術用内視鏡システム。外科手術用内視鏡システム「VISERA 4K UHD」のブランド名で、10月上旬からオリンパスが日本とヨーロッパで順次発売を開始する。

■日本ゼオン <4205>  972円  +31 円 (+3.3%)  11:30現在
 日本ゼオン<4205>が大幅高。東海東京調査センターが16日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を1560円に設定しており、これを好感する買いが集まった。同社の主力事業であるエラストマー素材事業や高機能材料事業いずれも好調で、16年3月期営業利益を前期比16.8%増の330億円(会社側計画は320億円)と予想している。また、目標株価については同調査センターが予想する一株利益103.8円に対しTOPIX予想平均PERと同等の15倍を乗じた水準。

■キユーピー <2809>  2,338円  +69 円 (+3.0%)  11:30現在
 キユーピー<2809>が反発。16日の取引終了後、12月1日出荷分から、「アヲハタ 十勝コーン ホール」などコーン缶詰類(国産)の価格を約4~8%、「スノーマン 目玉焼風まるオムレツ」など業務用タマゴ加工品の価格を約2~7%それぞれ引き上げると発表しており、採算改善への期待から買われている。コーン缶詰類に関しては、種子価格や肥料代、農薬代などの栽培コストの増加で原料価格が一段と上昇していること、また、業務用タマゴ加工品に関しては今年春以降の鶏卵価格の異例の高値推移などが要因としている。

■東芝 <6502>  326.1円  +9.3 円 (+2.9%)  11:30現在
 東芝<6502>が続伸。SMBC日興証券では、「依然として業績面や追加構造改革に関して不透明要因が残ることは確か」としながらも、不適切会計問題に伴う大幅な決算公表遅延や旧経営陣が殆ど辞任するなどの経営体制の混乱、特設注意市場銘柄指定といった悪材料は概ね織り込まれていると指摘。17年3月期以降の事業環境は、緩やかな改善傾向を想定して、レーティング「2」、目標株価300円でカバレッジを再開。市場の一部では、これが買い安心感に繋がったとみられているようだ。

■NTTドコモ <9437>  2,170.5円  +48 円 (+2.3%)  11:30現在
 NTTドコモ<9437>が続伸。16日の取引終了後、スマートフォン向けの新通話料金プラン「カケホーダイライトプラン」を25日から提供すると発表しており、顧客流出防止に寄与するとの見方から買いが入っているようだ。「カケホーダイライトプラン」は、月額1700円で5分以内の国内音声通話を回数の制限なく利用できる(5分を超過した通話の料金は30秒ごとに20円)というプランで、現行の「カケホーダイプラン」に比べて1000円安い。先行発表しているKDDI<9433>の「スーパーカケホ」やソフトバンクグループ<9984>の「スマ放題ライト」とほぼ同様のプランとなり、「iPhone6s」の発売を控えて顧客流出を防ぐ方針だ。

■セーレン <3569>  1,285円  +26 円 (+2.1%)  11:30現在
 セーレン<3569>が反発。同社は16日、独自のデジタルプロダクションシステム「Viscotecs(ビスコテックス)」による世界初のパーソナルオーダーブランドを、東京都内で本格展開することを発表した。ブランド名は 「Viscotecs make your brand」で、洋服のシルエットや色・柄を自由に組み合わせて、47万通りでお気に入りの一着が作れるという。高島屋の新宿店と日本橋店 の「エクセラウンジ」 で販売開始を予定しており、注目を集めそうだ。

●ストップ高銘柄
 岡本硝子 <7746>  237円  +45 円 (+23.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 ネクスグループ <6634>  654円  +100 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在
 ブレインパッド <3655>  539円  +80 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在

●ストップ安銘柄
 アイビーシー <3920>  8,890円  -3,000 円 (-25.2%) ストップ安   11:30現在
 オプトロム <7824>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在

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