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【市況】FOMCの決定見極め、ポジション調整か


『米株式市場』

 15日のNY市場は上昇。小売売上高が2ヶ月連続でプラスとなるなど、消費の底堅さが好感された。鉱工業生産が予想を下振れたことで利上げへの警戒感が後退。ダウ平均は228.89ドル高の16599.85、ナスダックは54.76ポイント高の4860.52。

 連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、翌17日の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。前日の小売売上高をみても、予想を下回ったと見る向きと、2ヶ月連続でプラスだったことを評価する向きがある。利上げ再開についても分かれているようであり、結果が出てくるのを見極める必要がある。

 なお、米ゴールドマン・サックス・グループは、米金融当局がどのような行動を取るかについて市場のコンセンサスができていないため金融市場にはもろさがあるとの認識を示している。米利上げ決定は12月のFOMC会合時と予想。物色については、ポジション調整となるリバランスが中心になりそうだ。
《TY》

 提供:フィスコ

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