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【市況】<株式トピックス>=FOMC迫り外国人投資家も手控え

 15日の東京株式市場は、上下に値動きの荒い展開が続いた。買い一巡後は大きく伸び悩み、日経平均株価終値は前日比60円78銭高の1万8026円48銭と反発した。
 14日までの3日続落で、日経平均株価の下落幅が合計804円に達していたことに加え、14日の東証公表のカラ売り比率が42%と、過去最高水準に達していたことから、きょうは朝方から売り方の買い戻しが活発化し、一時前日比300円を上回る上げ幅となり1万8300円を超えた。しかし、午前10時過ぎからは上下動を繰り返しながらも、上値を切り下げる軟調な推移となり、地合いの弱さが浮き彫りとなった。
 市場関係者からは「現地16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が経過するまで動きようがない」との声が挙がっていた。
 9月に入って、株価指数先物主導で変動幅の激しい値動きが続くなか、海外投資家が得意とするコンピューターを駆使しての高速・高頻度の取引が増加して、外国人投資家の売買シェアが70%超と一段と上昇していた。
 ところが、FOMCが目前に迫るなかで外国人投資家も手控え姿勢が鮮明になってきたようだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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