【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は4日ぶり大幅反発、ファーストリテとファナックで約75円押し上げ

15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり182銘柄、値下がり36銘柄、変わらず7銘柄となった。

日経平均は4日ぶり大幅反発。前日比239.55円高の18205.25円（出来高概算10億1000万株）で前場の取引を終えた。14日の米国市場では、中国の景気減速懸念からNYダウは62ドル安となった。ただ、日経平均は前日300円近く下げたことによる反動で117円高からスタートした。買戻しの動きが強まったほか、一部では日本銀行によるサプライズ緩和を期待する向きもあったようで、一時18329.57円（同363.87円高）まで上昇したが、上海株の軟調推移もあり買い一巡後はやや上げ渋る展開となった。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約75円押し上げた。日本銀行・金融政策決定会合の結果発表を控え、先物に買戻しが入ったことから、指数寄与度の大きいファーストリテやファナックは強含みで推移した。トヨタ<7203>が3.4％高となるなど、輸送用機器を中心とした輸出関連が堅調。日清粉G<2002>は一部証券会社の決算プレビューが好感され、4.9％高と大きく上昇した。

一方、値下がり寄与トップはKDDI<9433>、2位はソフトバンクG<9984>となった。競争激化への懸念等から前日急落した通信大手は、買戻しの入る場面もあったが、前引け時点でKDDIが3.2％安となるなど引き続き売り優勢の展開だった。3位のコナミ<9766>は4.6％安と下げが目立った。第1四半期決算を発表した東芝<6502>も軟調で、一時300円を割り込み年初来安値を更新した。


*11:30現在


日経平均株価　　18205.25(+239.55)

値上がり銘柄数　182(寄与度+283.29)
値下がり銘柄数　 36(寄与度-43.74)
変わらず銘柄数　　7

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 47695 1330 +52.21
<6954> ファナック 19635 590 +23.16
<6971> 京セラ 5897 131 +10.29
<6367> ダイキン 7161 245 +9.62
<7203> トヨタ 7244 237 +9.30
<6988> 日東電 7582 195 +7.66
<7267> ホンダ 3752 97 +7.62
<3382> 7&I-HD 5142 167
.5 +6.58
<9735> セコム 7726 164 +6.44
<2914> JT 4163 137 +5.38
<4543> テルモ 3280 65 +5.10
<4324> 電通 6320 130 +5.10
<4063> 信越化 6444 115 +4.51
<8035> 東エレク 6314 111 +4.36
<6902> デンソー 5502 103 +4.04
<4503> アステラス薬 1685 19 +3.73
<5108> ブリヂストン 4157.5 93
.5 +3.67
<2002> 日清粉G 1631 76 +2.98
<2801> キッコーマン 3350 75 +2.94
<7269> スズキ 3816.5 75 +2.94

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 2673.5 -87 -20.49
<9984> ソフトバンクG 6088 -66 -7.77
<9766> コナミ 2553 -123 -4.83
<1802> 大林組 992 -31 -1.22
<6326> クボタ 1739 -27 -1.06
<5713> 住友鉱 1485 -24
.5 -0.96
<1803> 清水建 1090 -22 -0.86
<6361> 荏原 457 -18 -0.71
<6479> ミネベア 1340 -16 -0.63
<5714> DOWA 984 -16 -0.63
<1812> 鹿島 640 -15 -0.59
<1801> 大成建 777 -12 -0.47
<3110> 日東紡 391 -12 -0.47
<8253> クレセゾン 2252 -11 -0.43
<6758> ソニー 3107 -9
.5 -0.37
<8031> 三井物 1530 -8
.5 -0.33
<5332> TOTO 1706 -7 -0.27
<6103> オークマ 854 -6 -0.24
<6502> 東芝 309.9 -4
.9 -0.19
<6366> 千代建 862 -4 -0.16

《NH》

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