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【市況】NY株式:ダウは76ドル高、ヘルスケアやハイテク銘柄が上昇


10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は76.83ドル高の16330.40、ナスダックは39.72ポイント高の4796.25で取引を終了した。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利上げに対する警戒感が強まる中、8月輸入物価指数が予想を下振れた一方、週間新規失業保険申請件数が堅調となり、朝方は売り買いが交錯する展開となった。ヘルスケアやハイテク銘柄を中心に買いが入ったほか、NY原油先物相場が一時4%上昇したことでエネルギー関連銘柄も物色されたが、引けにかけては上げ幅をやや縮小した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や公益事業が下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は昨日開催された新製品発表イベントを受け、アナリストから好意的なコメントが相次ぎ上昇。医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)は100億ドル規模の社債による資金調達を発表し、堅調推移。革製品などのコーチ(COH)は、一部アナリストによる買い推奨を受け、買われた。一方で、ドーナツチェーンのクリスピー・クリーム・ドーナツ(KKD)は、昨日発表された決算内容が嫌気され、大幅下落となった。

WSJ紙によると世界的な供給過剰と中国の需要鈍化によって、石油輸出国機構(OPEC)が年内の原油価格に悲観的な見通しを示していることが明らかとなった。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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