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【市況】郵政グループ3社が11月4日に東証上場、市場の活性化に期待

 日本郵政グループ3社が10日の取引終了後、東証への新規上場を発表した。日本郵政<6178>、ゆうちょ銀行<7182>、かんぽ生命保険<7181>の上場日は11月4日。国内外で総額約1兆3876億円の株式売り出しを実施。NTTグループの売り出しに次ぐ、民営化企業の超大型IPO(新規上場)となる。
 新規上場の統括役となるジョイント・グローバル・コーディネーターは野村証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券。ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の公開価格決定日は10月19日に対し、日本郵政は26日に決定される。
 想定発行価格は日本郵政が1350円、ゆうちょ銀行が1400円、かんぽ生命が2150円。売買単位はともに100株であり3社合計で49万円。今後、正式な公開価格の決定で金額は変わるが、NISA(少額投資非課税制度)向けの価格設定がされている。
 株式市場は全般相場の下落とともに、今後の行方を見定める展開となっているが、日本郵政グループ3社の上場は、「株式市場に新規資金を呼び込むビッグチャンス」(市場関係者)と意気込む声は多い。
 すでに、市場には関連株を物色する動きは強まっており、今後、郵政3社の新規上場に市場の視線は集中しよう。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年09月10日 17時52分

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