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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アスカネット、イハラケミ、ガンホー、Aiming

■アスカネット <2438>  1,739円  +300 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 アスカネット<2438>がストップ高。この日、来月7日から10日まで千葉市の幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2015」の出展内容を発表しており、これを好感した買いが入っている。今回の出展に際しての提携先は、米インテルやNECソリューションイノベータ、NHKメディアテクノロジー、東京大学など。このほか、同社からはこの夏にアミューズメントパークのイベントで話題なった1メートル四方の大型AIプレートを使用しての迫力ある空中結像とインタラクティブな操作を展示するとしている。

■イハラケミカル工業 <4989>  1,432円  +132 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 9日、イハラケミ <4989> が決算を発表。15年10月期第3四半期累計(14年11月-15年7月)の連結経常利益が前年同期比42.6%増の46.4億円に拡大して着地したことが買い材料。海外向け水稲・畑作用除草剤や医薬中間体などの販売が伸びたことが寄与。原価低減や円安による採算改善も大幅増益に貢献した。通期計画の45億円を既に3.2%上回ったことで、通期上振れを期待する買いが向かった。

■ガンホー <3765>  378円  +27 円 (+7.7%)  本日終値
 9日、東証がガンホー <3765> [JQ]を16日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■フルキャスト <4848>  847円  +57 円 (+7.2%)  本日終値
 フルキャストホールディングス<4848>が全般急反落の地合いに抗して大幅続伸。労働需給がひっ迫するなか、人材不足の長期化もあって短期の人材紹介ビジネスの需要が旺盛。労働者派遣法改正による収益機会の拡大も追い風となる。採用コストや人件費増加を抑えて利益体質も向上しており、個人の短期資金だけでなく、法人系資金の実需買いも入っているようだ。

■日新電機 <6641>  727円  +47 円 (+6.9%)  本日終値
 日新電機<6641>が逆行高。いちよし経済研究所が9日付で投資判断を「B」から「A」としたことを好材料視した買いが入っている。低温ポリシリコン液晶(LTPS)向けイオン注入装置(ビーム・真空応用事業)や電力周波数変換用コンデンサなどを中心に受注は堅調に推移していると見られる一方、中国の景気減速などによるリスクは限定的と判断。16年3月期営業利益は会社予想(105億円)を上回る110億円、17年3月期は同120億円と業績予想に変更はなく、株価下落を受けて投資判断を引き上げたとしている。なお、フェアバリューは1000円を据え置いている。

■Aiming <3911>  1,217円  +66 円 (+5.7%)  本日終値
 Aiming<3911>が朝安後切り返し。同社は9日、初秋配信予定のスマートフォン向け新作RPG「ロストレガリア」の事前登録を開始したと発表。このゲームに対する期待感が下支えとなっているようだ。また、同日にはアクセルマーク<3624>が今年5月に設立した「Game Creator Incubation有限責任事業組合」に参画したことも明らかにしている。

■アドヴァン <7463>  1,850円  +99 円 (+5.7%)  本日終値
 9日、アドヴァン <7463> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■鶴見製作所 <6351>  1,872円  +84 円 (+4.7%)  本日終値
 鶴見製作所<6351>が続伸、上値抵抗となっていた25日移動平均線を上回ってきた。台風18号の日本列島横断で関東地域の天気は大荒れとなり、10日も豪雨の影響で電車の遅延などが相次いだ。国内では短時間の強雨観測数が年々増加の傾向をたどっており、国策としても豪雨対策は必須課題となっている。そのなか、同社は水中ポンプの大手で関連有力株として市場のマークが強まっているようだ。同社製品はゲリラ豪雨による2次災害対策として雨水排水用の需要を取り込んでいる。15年4~6月期の経常利益は前年同期比18%増の13億1600万円と足もとの業績も好調に推移している。

■ジャムコ <7408>  4,425円  +170 円 (+4.0%)  本日終値
 ジャムコ<7408>が大幅続伸。世界的な航空機需要拡大の流れのなか、安倍政権は製造業の空洞化を防止する基幹産業のひとつに航空機産業を育成する方針を示している。そうしたなか、三菱航空機が初の国産ジェット機を開発生産、今秋に試験飛行が迫っており、関連銘柄が再び脚光を浴びる可能性がある。同社は米ボーイング向け化粧室と厨房設備で断トツの世界シェアを持つが、欧州エアバス向け製品も品ぞろえを強化、高級シート事業への展開にも重点を置き、業容拡大を図る方針。16年3月期は独占供給するボーイング787型機向けが収益を牽引し、営業利益段階で前期比32%増の89億5100万円を見込むが、なお増額含みとみられている。

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