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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ガンホー、イハラケミ、フルキャスト、田辺三菱

■ガンホー <3765>  383円  +32 円 (+9.1%)  11:30現在
 9日、東証がガンホー <3765> [JQ]を16日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■イハラケミカル工業 <4989>  1,412円  +112 円 (+8.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 9日、イハラケミ <4989> が決算を発表。15年10月期第3四半期累計(14年11月-15年7月)の連結経常利益が前年同期比42.6%増の46.4億円に拡大して着地したことが買い材料。海外向け水稲・畑作用除草剤や医薬中間体などの販売が伸びたことが寄与。原価低減や円安による採算改善も大幅増益に貢献した。通期計画の45億円を既に3.2%上回ったことで、通期上振れを期待する買いが向かった。

■日新電機 <6641>  727円  +47 円 (+6.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 日新電機<6641>が逆行高。いちよし経済研究所が9日付で投資判断を「B」から「A」としたことを好材料視した買いが入っている。低温ポリシリコン液晶(LTPS)向けイオン注入装置(ビーム・真空応用事業)や電力周波数変換用コンデンサなどを中心に受注は堅調に推移していると見られる一方、中国の景気減速などによるリスクは限定的と判断。16年3月期営業利益は会社予想(105億円)を上回る110億円、17年3月期は同120億円と業績予想に変更はなく、株価下落を受けて投資判断を引き上げたとしている。なお、フェアバリューは1000円を据え置いている。

■フルキャスト <4848>  832円  +42 円 (+5.3%)  11:30現在
 フルキャストホールディングス<4848>が全般急反落の地合いに抗して大幅続伸。労働需給がひっ迫するなか、人材不足の長期化もあって短期の人材紹介ビジネスの需要が旺盛。労働者派遣法改正による収益機会の拡大も追い風となる。採用コストや人件費増加を抑えて利益体質も向上しており、個人の短期資金だけでなく、法人系資金の実需買いも入っているようだ。

■アドヴァン <7463>  1,810円  +59 円 (+3.4%)  11:30現在
 9日、アドヴァン <7463> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■Aiming <3911>  1,189円  +38 円 (+3.3%)  11:30現在
 Aiming<3911>が大幅続伸。同社は9日、初秋配信予定のスマートフォン向け新作RPG「ロストレガリア」の事前登録を開始したと発表。このゲームに対する期待感が下支えとなっているようだ。また、同日にはアクセルマーク<3624>が今年5月に設立した「Game Creator Incubation有限責任事業組合」に参画したことも明らかにしている。

■田辺三菱製薬 <4508>  2,218円  +65 円 (+3.0%)  11:30現在
 9日、田辺三菱 <4508> が同社が開発中の自己免疫疾患治療剤「MT-1303」について、米バイオジェンとライセンス契約を締結したと発表したことが買い材料。「MT-1303」はリンパ球のリンパ節からの移出を抑制して自己免疫反応を抑制する化合物。今回の契約締結により、バイオジェンに対して日本とアジアを除く全世界で同剤を独占的に開発、販売する権利を与える。同社は契約一時金6000万ドルのほか、販売額に応じたロイヤリティを受け取る。また、上市国、適応症に応じてマイルストンを最大4億8400万ドル受け取る可能性がある。

■住友大阪セメント <5232>  465円  +5 円 (+1.1%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が9日付で住友大阪 <5232> の投資判断「オーバーウェイト(強気)」を継続し、目標株価を480円→530円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期の国内向けセメント出荷が前年比0.9%増の937.3万トンに伸び、営業利益は3期連続で最高益を更新すると予想。市況関連のピークアウトが懸念される中、これから業績モメンタムが上がってくる点が株式市場でプラスに評価されるとしている。

■東京楽天地 <8842>  490円  +4 円 (+0.8%)  11:30現在
 東京楽天地<8842>が続伸。同社は9日引け後、16年1月期の中間決算を発表。連結売上高は前年同期比2.3%減の44億8600億円となったものの、営業利益は同1.8%増の7億8300万円となった。映画興行事業で「シンデレラ」「名探偵コナン業火の向日葵」「ラブライブ! The School Idol Movie」などの作品が好稼働したものの、「アナと雪の女王」が記録的大ヒットとなった前年同期には及ばなかったとしている。通期見通しに関しては、不動産賃貸関連事業のセグメント利益は前期を下回る見込みとしながらも、娯楽サービス関連事業は売上高、セグメント利益とも前期を上回る見込みとしている。

■スズキ <7269>  3,917円  -166 円 (-4.1%)  11:30現在
 スズキ<7269>が急反落。欧州有力証券では、「インドを除いた事業PER10.6倍はセクター平均の9倍より割高」と指摘。インド以外をPER9倍で評価すると、「コングロマリットディスカウントは5%からマイナス15%(プレミアム)で、日本とアセアンの環境悪化を考慮すると割高」と解説。「フォルクスワーゲンからの自社株買い後に資本性の調達リスクもある」とみて、レーティングを「ニュートラル」から「セル」に引き下げ。目標株価も3800円から3500円に引き下げている。

■村田製作所 <6981>  16,160円  -500 円 (-3.0%)  11:30現在
 村田製作所<6981>が大幅安となったほか、アルプス電気<6770>、日東電工<6988>がウリ気配スタート、フォスター電機<6794>も値を下げるなど前日に急伸した電子部品株に売りがかさんでいる。前日に開催したアップルの新製品発表のイベントは、事前に予想された内容の範囲でサプライズがなかったとの見方から、アップル株も反落した。これを受けて、米アップルのサプライヤーリストに指定されている上記銘柄にも利益確定の動きが強まる格好となった。

■NOK <7240>  2,794円  -53 円 (-1.9%)  11:30現在
 NOK<7240>が反落。ドイツ証券は9日、同社株の目標株価を4100円から3500円に引き下げた。レーティングの「ホールド」は継続した。中国、東南アジア、日本での自動車生産台数が低調なことより、シール事業が低迷しており、同証券では、16年3月期営業利益予想を677億円から631億円、17年3月期は同739億円から712億円に引き下げている。また、フレキシブル基板(FPC)の新製品の量産ペースは計画比で遅れているが、その生産歩留まりに注目している。

■博報堂DY <2433>  1,172円  -19 円 (-1.6%)  11:30現在
 博報堂DY<2433>が軟調。同社が9日取引終了後に発表した8月度の主要3広告会社の月次売上高速報では、グループ中核の博報堂が前年同月比5.3%減と低調だった。また、15年4~8月度累計では前年同期比横ばいとなっており、足もとの広告出稿需要にかげりが出ているとの思惑が売りにつながった。

●ストップ高銘柄
 アイフリークモバイル <3845>  201円  +50 円 (+33.1%) ストップ高   11:30現在
 ODKソリューションズ <3839>  363円  +80 円 (+28.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ビットアイル <3811>  547円  +80 円 (+17.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ゴールドウイン <8111>  1,062円  +150 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ベステラ <1433>  7,700円  +1,000 円 (+14.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

●ストップ安銘柄
 グローアジア <3587>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 オプトロム <7824>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在

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