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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は続伸、外部環境の改善が支援材料


【ブラジル】ボベスパ指数 46657.10 -0.22%
9日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比104.97ポイント安(-0.22%)の46657.10で取引を終えた。47839.78まで上昇した後、46614.14まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは30、変わらず1であった。

中国の景気対策期待から、9日の上海総合指数が続伸して引けたことを好感して、ブラジル株も上昇スタートした。しかし、米原油在庫増の予想などから、NY原油先物が急落し(一時44.09ドル)、石油ガス大手ペトロブラス(PETR3)が大幅安となったのをきっかけに、ブラジル株は下落に転じたもよう。NYダウの反転下落も下押し圧力になったとみられる。

【ロシア】MICEX指数 1722.43 +0.48%
9日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比8.25ポイント高(+0.48%)の1722.43で取引を終了した。1721.34から1735.79まで上昇した。

9日の日経平均株価が21年ぶりの大幅高となり、上海総合指数、欧州は続伸、米株も上昇スタートしたことで、ロシア株も連れ高となった。ただ、米原油在庫増の予想などから、ブレント原油先物が下落したことが、ロシア株の上昇幅縮小につながった。なお、「ロシアが、ウクライナ国境近くに大規模な軍事施設を建設中」との一部報道がみられた。

【インド】インドSENSEX指数 25719.58 +1.59%
9日のインドSENSEX指数は続伸。前日比401.71ポイント高(+1.59%)の25719.58、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同130.35ポイント高(+1.70%)の7818.60で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、その後は高値圏でもみ合った。前日の欧米市場が上昇したことや、中国本土市場の大幅続伸など外部環境の改善が支援材料。また、中国が追加の景気対策を発表するとの期待も引き続き好感された。中国の財政部はこのほど、今年の成長目標を達成させるため、追加の景気対策を検討していると発言した。

【中国本土】上海総合指数 3243.09 +2.29%
9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比72.64ポイント高(+2.29%)の3243.09ポイントと続伸した。約3週ぶりの高値を回復している。

時価総額上位のエネルギー株が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)が3.6%上昇した。インフラ関連の銘柄も高い。ゼネコンの中鉄二局(600528/SH)が5.9%、鉄道車両の中国中車(601766/SH)が4.1%、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が3.8%ずつ値を上げた。不動産株や自動車株、ITハイテク関連株なども買い進まれている

《NH》

 提供:フィスコ

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