市場ニュース

戻る
 

【市況】10日の株式相場見通し=前日の米国株安を受けて売り先行

 10日の東京株式市場は、前日の大幅上昇の後を受けて利益確定の売りが先行する展開となりそうだ。前日のNYダウ平均株価の大幅下落も売り材料となりそうだ。
 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比239.11ドル安の1万6253.57ドルと大幅反落した。日本、中国、欧州の株価上昇を好感してNYダウ平均株価は買い先行でスタートし、一時前日比170ドルを超える上昇となる場面があった。ただ、その後、雇用関連の環境改善を示す指標が発表されたのをきっかけに、9月の利上げが改めて意識され、引けにかけ売りが優勢となった。また、新製品を発表したアップルの株価が材料出尽くしとの受け止めで売られたことも全体相場の下落を加速させた。ナスダック総合指数は、前日比55.401ポイント安の4756.529と反落した。
 日程面では、8月の企業物価指数、7月の機械受注、7月の産業機械受注統計、8月のオフィスビル市況に注目。海外では、中国8月のCPI(消費者物価指数)、APEC財務相会合(~11日)が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均