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【市況】東京株式(大引け)=1343円高、21年ぶり上げ幅記録

 9日の東京株式市場は朝高後も水準を順次切り上げ、後場終盤に一気に上げ足を加速、日経平均株価は1300円を超える大幅高を記録した。
 大引けの日経平均株価は前日比1343円43銭高の1万8770円51銭と急反騰。東証1部の売買高概算は27億9600万株、売買代金概算は3兆1483億8000万円。値上がり銘柄数は1877、対して値下がり銘柄数は14、変わらずは6銘柄だった。上げ幅は1994年1月以来21年7カ月ぶり、主力から小型株まで底上げ状態となり、東証1部全体の99%の銘柄が上昇するという買い一色の状況となった。
 きょうの東京市場は、前日の中国株の戻りを起点とする世界株高の流れに乗るかたちでリスクオフの巻き戻しが一気に進んだ。一貫して上値を指向し、大引けにかけ空売りの買い戻しを誘発して踏み上げ相場の様相を呈した。為替市場で1ドル=120円台半ばに円安が進行したことや、アジア株市場が総じて高かったこともプラスに働いた。今週末にメジャーSQ算出を控え、先物主導のインデックス買いも寄与した。
 個別では、三菱UFJ<8306>など銀行株が高く、東電<9501>も大幅高。三菱重工<7011>も物色人気。SKジャパン<7608>がストップ高、ディップ<2379>、フォスター電<6794>も急伸。日東電<6988>、電通<4324>なども値を飛ばした。KDDI<9433>が買われ、テルモ<4543>、竹内製作所<6432>の上げも目立った。半面、イトーキ<7972>が大幅安となったほか、クボテック<7709>、大崎電<6644>なども値を下げた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年09月09日 16時10分

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