【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Aiming、日野自、NTTドコモ、MS&AD
■Aiming <3911> 1,151円 +77 円 (+7.2%) 本日終値
Aiming<3911>は絶好の買い場とみてよさそうだ。同社はスマートフォン向けゲームを手掛け、プレイヤーの滞在時間が長く、アクティブユーザーの離脱率が低いMMORPG(大規模多人数同時参加型RPG)の開発で強みを持つ。今秋以降に「剣と魔法のログレス いにしえの女神」の大型アップデートを控える。また、15年12月期営業利益は前期比8倍の28億円と高変化を見込んでいるが、中間期時点の営業利益が22億3700万円と、通期に対する進捗率は約8割に達していることから、一段の増額が濃厚。個人投資家の追い証回避の投げ売りに伴い、8月中に短期筋の売りは概ね出切った格好であり、戻りも早そうだ。
■トランス・コスモス <9715> 2,664円 +177 円 (+7.1%) 本日終値
トランスコスモス<9715>が3日ぶりに反発。同社はきょう、Socket(東京都渋谷区)と共同で、ECサイトとリアル店舗へのアクセス・購買履歴に応じたオファー配信で顧客の購買意欲を高めるオムニチャネルマーケティングサービスを開始すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。SocketのECサイトデータとトランスコスモス子会社のリアル店舗データを一元管理することで、両チャネルのアクセス状況や購買履歴から顧客の購買意欲を判断し、クーポン発行やキャンペーン告知、チャットサポートなどの最適なオファーをリアルタイムかつチャネル横断的に配信することができる。
■四国電力 <9507> 1,921円 +127 円 (+7.1%) 本日終値
四国電力<9507>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が8日付でレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を1960円から1970円に引き上げた。原子力規制委員会での伊方原発3号機に関する安全審査の進捗に注目とし、今16年3月期通期連結営業利益で従来予想の230億円から248億円(前期実績289億9300万円)に業績予想を引き上げている。
■NTTデータ <9613> 5,680円 +350 円 (+6.6%) 本日終値
NTTデータ<9613>、ITbook<3742>、ジャパンシステム<9758>、アイネス<9742>、ディー・ディー・エス<3782>などマイナンバー関連株が軒並み物色人気となっている。国民一人ひとりに12ケタの番号を割り振り、年金、医療、納税などの行政手続きを一つの共通番号で効率的に管理するマイナンバー制度の付番・通知が来月に迫っているが、軽減税率の導入案などとも相まって企業の事務処理負担や小売店の機器導入など越えるべきハードルは高い。それに伴いシステム構築や管理を手掛ける銘柄の特需期待が再燃、株価を改めて刺激している。
■日野自動車 <7205> 1,332円 +81 円 (+6.5%) 本日終値
日野自動車<7205>が4日ぶりに急反発。ドイツ証券は8日、同社のレーティングを「ホールド」から「バイ」に引き上げた。同証券は、いすゞ自動車<7202>を含む国内トラック大手2社の業績予想と目標株価を修正した。足もとの株価は、大きく調整しており、特に「日野自に投資妙味が出ている」という。目標株価は日野自が1600円(従来1850円)、いすゞが1900円(同2150円)としている。タイとインドネシアに商用車実需は、10~11年の水準まで低迷しており、政府の景気刺激の意向も考慮すれば実需面でのさらなる需要低迷リスクは限定的とみている。2社の業績予想は東南アジアの為替要因を考慮し、下方修正している。
■NTTドコモ <9437> 2,549円 +146.5 円 (+6.1%) 本日終値
NTTドコモ<9437>が大幅反発。国内大手証券がドコモのレーティングと目標株価をそれぞれ引き上げたことが確認されており、買い手掛かり材料視されている。リポートでは、同社のコスト削減が強力に推進されている点、スマートライフ事業の収益化が従来想定以上に早かった点、等を踏まえ同証券の営業利益予想を上方修正したほか、収益回復のビジビリティが高まったとの見解を示している。同証券は、カバレッジセクター内で同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位になるとみて、レーティングを「アンダーウエイト」から「ニュートラル」へ格上げし、目標株価は1750円から2150円へ引き上げられた。
■横浜銀行 <8332> 758.7円 +42.7 円 (+6.0%) 本日終値
横浜銀行<8332>が大幅続伸。8日引け後、発行済み株式総数の1.59%にあたる2000万株、125億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株式需給の改善を期待した買いが入っているようだ。取得期間は9月10日から10月30日。会社側は同時に、2014年11月の基本合意に基づき統合作業を進めていた東日本銀行<8536>との経営統合について、最終合意したとも発表した。共同持ち株会社となる「コンコルディア・フィナンシャルグループ」を16年4月1日をメドに設立。横浜銀の1株に対して持ち株会社の1株を、東日本銀の1株に対して同0.541株を割り当てる。横浜銀行と東日本銀行の株式は16年3月29日をもって上場廃止となる予定。16年4月1日から共同持ち株会社(コンコルディア)の株式が上場する。
■MS&AD <8725> 3,778円 +210 円 (+5.9%) 本日終値
MS&AD<8725>は朝安後、反発。同社は8日に、英損害保険大手のアムリンを総額約6420億円で買収すると発表した。アムリン社は英国ロイズ・再保険市場での主導的プレーヤーであり、MS&ADは同社をグループに迎えることで「世界の保険市場での主導的ポジション確立」を目指すとしている。このM&Aに対して、SMBC日興証券では8日、投資評価「2」と目標株価3900円を継続した。同日開催された電話会議では「成長領域である海外事業での新規事業を行う」ことや「国内政策保有株式の売却加速」「株主還元方針に変更なし」などが説明された模様。エクイティファイナンスも行わない方針のようだ。この買収後のグループコア利益は1990億円と試算されている。同証券では「本件により株主還元総額の拡大期待が高まったという点では好印象」と評価している。
●ストップ高銘柄
エスケイジャパン <7608> 392円 +80 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
シンデン・ハイテックス <3131> 2,030円 +400 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
STUDIOUS <3415> 3,810円 +700 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値
ビットアイル <3811> 467円 +80 円 (+20.7%) ストップ高 本日終値
ウィズ <7835> 493円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
グローアジア <3587> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
オプトロム <7824> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安売り気配 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース
Aiming<3911>は絶好の買い場とみてよさそうだ。同社はスマートフォン向けゲームを手掛け、プレイヤーの滞在時間が長く、アクティブユーザーの離脱率が低いMMORPG(大規模多人数同時参加型RPG)の開発で強みを持つ。今秋以降に「剣と魔法のログレス いにしえの女神」の大型アップデートを控える。また、15年12月期営業利益は前期比8倍の28億円と高変化を見込んでいるが、中間期時点の営業利益が22億3700万円と、通期に対する進捗率は約8割に達していることから、一段の増額が濃厚。個人投資家の追い証回避の投げ売りに伴い、8月中に短期筋の売りは概ね出切った格好であり、戻りも早そうだ。
■トランス・コスモス <9715> 2,664円 +177 円 (+7.1%) 本日終値
トランスコスモス<9715>が3日ぶりに反発。同社はきょう、Socket(東京都渋谷区)と共同で、ECサイトとリアル店舗へのアクセス・購買履歴に応じたオファー配信で顧客の購買意欲を高めるオムニチャネルマーケティングサービスを開始すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。SocketのECサイトデータとトランスコスモス子会社のリアル店舗データを一元管理することで、両チャネルのアクセス状況や購買履歴から顧客の購買意欲を判断し、クーポン発行やキャンペーン告知、チャットサポートなどの最適なオファーをリアルタイムかつチャネル横断的に配信することができる。
■四国電力 <9507> 1,921円 +127 円 (+7.1%) 本日終値
四国電力<9507>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が8日付でレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を1960円から1970円に引き上げた。原子力規制委員会での伊方原発3号機に関する安全審査の進捗に注目とし、今16年3月期通期連結営業利益で従来予想の230億円から248億円(前期実績289億9300万円)に業績予想を引き上げている。
■NTTデータ <9613> 5,680円 +350 円 (+6.6%) 本日終値
NTTデータ<9613>、ITbook<3742>、ジャパンシステム<9758>、アイネス<9742>、ディー・ディー・エス<3782>などマイナンバー関連株が軒並み物色人気となっている。国民一人ひとりに12ケタの番号を割り振り、年金、医療、納税などの行政手続きを一つの共通番号で効率的に管理するマイナンバー制度の付番・通知が来月に迫っているが、軽減税率の導入案などとも相まって企業の事務処理負担や小売店の機器導入など越えるべきハードルは高い。それに伴いシステム構築や管理を手掛ける銘柄の特需期待が再燃、株価を改めて刺激している。
■日野自動車 <7205> 1,332円 +81 円 (+6.5%) 本日終値
日野自動車<7205>が4日ぶりに急反発。ドイツ証券は8日、同社のレーティングを「ホールド」から「バイ」に引き上げた。同証券は、いすゞ自動車<7202>を含む国内トラック大手2社の業績予想と目標株価を修正した。足もとの株価は、大きく調整しており、特に「日野自に投資妙味が出ている」という。目標株価は日野自が1600円(従来1850円)、いすゞが1900円(同2150円)としている。タイとインドネシアに商用車実需は、10~11年の水準まで低迷しており、政府の景気刺激の意向も考慮すれば実需面でのさらなる需要低迷リスクは限定的とみている。2社の業績予想は東南アジアの為替要因を考慮し、下方修正している。
■NTTドコモ <9437> 2,549円 +146.5 円 (+6.1%) 本日終値
NTTドコモ<9437>が大幅反発。国内大手証券がドコモのレーティングと目標株価をそれぞれ引き上げたことが確認されており、買い手掛かり材料視されている。リポートでは、同社のコスト削減が強力に推進されている点、スマートライフ事業の収益化が従来想定以上に早かった点、等を踏まえ同証券の営業利益予想を上方修正したほか、収益回復のビジビリティが高まったとの見解を示している。同証券は、カバレッジセクター内で同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位になるとみて、レーティングを「アンダーウエイト」から「ニュートラル」へ格上げし、目標株価は1750円から2150円へ引き上げられた。
■横浜銀行 <8332> 758.7円 +42.7 円 (+6.0%) 本日終値
横浜銀行<8332>が大幅続伸。8日引け後、発行済み株式総数の1.59%にあたる2000万株、125億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株式需給の改善を期待した買いが入っているようだ。取得期間は9月10日から10月30日。会社側は同時に、2014年11月の基本合意に基づき統合作業を進めていた東日本銀行<8536>との経営統合について、最終合意したとも発表した。共同持ち株会社となる「コンコルディア・フィナンシャルグループ」を16年4月1日をメドに設立。横浜銀の1株に対して持ち株会社の1株を、東日本銀の1株に対して同0.541株を割り当てる。横浜銀行と東日本銀行の株式は16年3月29日をもって上場廃止となる予定。16年4月1日から共同持ち株会社(コンコルディア)の株式が上場する。
■MS&AD <8725> 3,778円 +210 円 (+5.9%) 本日終値
MS&AD<8725>は朝安後、反発。同社は8日に、英損害保険大手のアムリンを総額約6420億円で買収すると発表した。アムリン社は英国ロイズ・再保険市場での主導的プレーヤーであり、MS&ADは同社をグループに迎えることで「世界の保険市場での主導的ポジション確立」を目指すとしている。このM&Aに対して、SMBC日興証券では8日、投資評価「2」と目標株価3900円を継続した。同日開催された電話会議では「成長領域である海外事業での新規事業を行う」ことや「国内政策保有株式の売却加速」「株主還元方針に変更なし」などが説明された模様。エクイティファイナンスも行わない方針のようだ。この買収後のグループコア利益は1990億円と試算されている。同証券では「本件により株主還元総額の拡大期待が高まったという点では好印象」と評価している。
●ストップ高銘柄
エスケイジャパン <7608> 392円 +80 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
シンデン・ハイテックス <3131> 2,030円 +400 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
STUDIOUS <3415> 3,810円 +700 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値
ビットアイル <3811> 467円 +80 円 (+20.7%) ストップ高 本日終値
ウィズ <7835> 493円 +80 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
グローアジア <3587> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
オプトロム <7824> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安売り気配 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース