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【経済】(中国)8日の上海総合指数は大幅反発、配当金の税減免などを好感


8日の上海総合指数は5日ぶりに大幅反発。前日比2.92%高の3170.45ptで取引を終えた。8月の貿易統計の悪化で一時大幅安の場面もあったが、株式配当金に課していた個人所得税を条件付きで免除するとの発表が好感された。また、政府系ファンドが買い支えたとの観測も支援材料となった。この日の上海A株の売買代金は2635億1300万元(前日は3024億3300万元)だった。

マーク氏は、中国が国有・国家主導の経済システムから市場経済への転換を経験している最中で、こうした構造改革が経済の減速をもたらすことが必然的だと強調した。今年上期の成長率は7%となり、過去の2ケタ成長から大幅に鈍化しているものの、引き続き高成長といえると指摘した。また、成長モデルの転換は10年あるいは20年の時間が必要としており、成長率が5-6%以上なら中国政府が構造改革を継続すると予測。さらに、財政出動など中国政府には安定成長を維持するための手段がいくつか残されており、中国経済のハードランディングは現時点では考えにくいだとの見方を示した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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