市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円前後で推移か、日本、中国の株高期待で円売り優勢の展開


8日のドル・円相場は、東京市場では118円86銭から120円23銭で推移。欧米市場でドルは119円66銭まで反落し、119円82銭で取引を終えた。

本日9日のドル・円は120円前後で推移か。日経平均株価が反発し、上海総合指数が底堅い動きを見せた場合、アジア市場ではリスク選好的な円売り・米ドル買いが優勢となる見込み。

8日発表された8月の米労働市場情勢指数(LMCI)は2.1で7月実績の1.8を上回った。LMCIは今年3月と4月に2カ月連続でマイナスとなったが、5月以降はプラスに転換しており、上昇を続けている。

LMCIの上昇は雇用情勢の改善を示唆しており、9月利上げの可能性は高まったとみられる。市場関係者の過半数は9月利上げを想定しているとの指摘があり、米国株式市場も9月利上げに対する備えはできているように思える。

ただし、中国株の動向に対する市場関係者の関心は高く、上海総合指数が9日の取引で反落した場合、欧米諸国の株式は弱含みとなる可能性があるとみられている。それによって欧米市場でリスク選好的な円売りがやや抑制される可能性は残されている。

《SY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均