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【市況】NY株式:ダウは390ドル高、中国での追加緩和期待が強まる


8日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は390.30ドル高の16492.68、ナスダックは128.01ポイント高の4811.93で取引を終了した。欧州・アジア株共に上昇した流れを受けたほか、レイバー・デーの連休明けで市場参加者が増える中、先週までの下落を受けて割安と見た向きから積極的な買いが入り、ハイテク株を中心に大幅に上昇して始まった。中国の8月貿易統計で輸出入額が市場予想を下回ったが追加緩和への期待が強まり、終日堅調推移となった。ダウは一時400ドルを超す上昇となる場面もあった。セクター別では全面高となり、半導体・半導体製造装置や医薬品・バイオテクノロジーの上昇が目立った。

ネット小売のアマゾン(AMZN)は、50ドルのタブレット端末の発売計画が報じられ、大幅上昇。ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)やフラッシュメモリのサンディスク(SNDK)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、フランスの重電大手アルストムのエネルギー事業買収で欧州連合(EU)からの承認を受け、買われた。

携帯端末のアップル(AAPL)は明日の新製品発表イベントへの期待感から堅調推移。新型iPhoneをはじめ様々な製品発表が予想されている。10-12月のホリデーシーズンに向けてiPhoneユーザーの買い替え需要を刺激するような機能を備えているか注目が集まるだろう。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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