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【材料】NTNが3日続落、JPモルガンの投資判断引き下げを嫌気し全面安のなか下げ幅拡大

 NTN <6472> が3日続落。8月7日に戻り高値769円を付けた後は、日経平均株価が5週連続安となり3500円弱下げ展開とあって、同社株もほぼ7ヵ月ぶり安値水準に下げてきた。この日は、JPモルガン証券は7日付で投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を1000円から780円に引き下げたことが売り材料視されたようだ。同証券では、今2016年3月期の連結営業利益予想560億円は不変だが、17年3月期以降の利益成長の鈍化を予想。財務基盤は強化されているが、収益性改善に課題があり、費用低減、アフターマーケットの更なる強化策に注目するとした。

 既に、200日移動平均線、52週線の長期移動平均線を割り込み、次なる下値サポートラインは524円の52ヵ月線となる。また、日経平均も前週末に52週線を割り込み、今週はきょう現在1万6935円にある12ヵ月線が下値に控える苦しい展開。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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