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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ17,700円~18,000円。 

 米株式市場は祝日(レーバー・デー)のため休場。欧州市場は小幅昇しているが為替市場では目立った動きは見られず、寄り前発表の7月経常収支と4-6月期国内総生産(GDP)改定値は特に大きな影響が無さそうなことから、東京市場は売り買い拮抗から昨日の終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、上海市場の動きに翻弄され、300円安から200円高まで大きく乱高下を繰り返した昨日の取引同様、本日も方向感の乏しい展開から中国市場の動きにリンクした神経質な取引が予想される。

 ただ、上海総合がマイナス圏に沈みながら日経平均は前日比プラスで終わるなど、割安感から底堅い動きを見せただけに、本日も安値ではそれなりに押し目買いが入ることが期待されそうだ。

 テクニカル的には、前回安値(8/26の17,714円)の時は、陽線から200日移動平均線(19,076円前後)まで反発しているだけに、昨日の陽線をきっかけに今回も反発する可能性は十分ある。但し、中国市場が軟調に推移するようなら、週足チャートの一目均衡表の雲の下限が位置する17,000円近くまでの調整も意識しければいけないだろう。

 新興市場では、ジャスダック平均は引き続きボリンジャーバンド-1σ(2,481ポイント前後)~-2σ(2,348ポイント前後)のレンジ内取引が想定されるが、2386ポイント以下となるとパラボリックが陰転し調整は長引きそうである。マザーズ指数は、昨日の取引でパラボリックが陰転してしまったのはややネガティブで、今のところ心理的節目である700ポイントが下値を支えているが、ここを下抜くと一段安となることも推測されるだけに注意したい。

 本日の予想レンジ17,700円~18,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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