【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):関電工、SCSK、住友商、カナモト
■関電工 <1942> 791円 +4 円 (+0.5%) 本日終値
関電工<1942>が続伸。同社は東京電力<9501>向けを主力とする電気工事大手。東電の設備投資が回復していることに加え、民間建築も都市再開発計画の相次ぐ始動が同社の業績を後押ししている。リニューアル案件獲得が高水準、単価上昇も追い風に16年3月期営業利益101億円(前期比7.6%増)はかなり保守的という見方が強い。立花証券では「会社側予想は大きく上方修正され、前期比36.3%増の128億円(同36.3%増)となろう」との見通しを示している。
■SCSK <9719> 4,070円 +15 円 (+0.4%) 本日終値
SCSK<9719>が5日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4日付でレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を4200円から5260円へ引き上げた。車載ソフトウェア市場でのBSW(Basic Software)は、ベータ版の評価が終わり、クオリティーに磨きがかかれば、サプライヤーなどの採用が増加し、長期的には株式市場の利益成長期待が高まると指摘。今16年3月期通期連結営業利益で会社側計画の290億円(前期実績280億300万円)に対して同証券では従来予想292億円から305億円へ、来期予想を315億円から330億円へ引き上げている。
■住友商事 <8053> 1,224.5円 +4 円 (+0.3%) 本日終値
住友商事<8053>がしっかり。同社はこの日、チュニジアテレビ放送公社向けに野外中継車やスタジオ用機材などを約15億円で受注したことを発表した。今回の受注は民主化後のチュニジアにおいて日本企業が初めて調印した円借款案件。チュニジアの首都チュニスに建設されたチュニジアテレビ放送公社の新テレビ放送センターに近代的な放送機材を導入するもので、2016年春より順次、ソニー<6758>のスタジオ用機材や野外中継車の供給および据付、チュニジアテレビ放送公社のエンジニアを対象としたトレーニングの提供などを行っていく。
■カナモト <9678> 2,516円 -599 円 (-19.2%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
カナモト<9678>が急落、年初来安値を更新した。同社は4日の取引終了後、15年10月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1286億円から1310億3000万円(前期比4.4%増)へ、営業利益を169億6000万円から159億5000万円(同3.1%減)へ、純利益を95億2000万円から93億4000万円(同0.4%増)へ修正、営業利益と純利益の下方修正を嫌気した。中国経済減速や全国的な舗装工事量減少の影響から、一部の連結子会社の業績が低迷している。
■ハイレックス <7279> 3,255円 -355 円 (-9.8%) 本日終値
ハイレックスコーポレーション<7279>が急落、一時年初来安値を更新。同社は前週末引け後、2015年10月期の通期連結業績予想の修正を発表。売上高は2369億円から2401億円に引き上げたものの、営業利益は188億4000万円から185億9000万円に、経常利益は221億円から212億5000万円に引き下げた。会社側では、修正の理由として、「営業利益は、研究開発費の先行投資等を含む諸経費の増加が予想され、前回予想から減少する」と想定。「経常利益は、前回予想の算出に用いた想定期末為替レートが最近の為替レートの動向から円高方向に進むものと予想されることから見直した」としている。14年11月から15年7月までの9カ月累計の連結決算では、売上高が前年同期比20.1%増の1803億4800万円、営業利益は同4.6%減の141億4500万円を計上している。
■ホットランド <3196> 3,470円 -220 円 (-6.0%) 本日終値
ホットランド<3196>が続落。前週末4日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、9月30日付で東証マザーズから東証1部、または2部市場に市場変更することになったと発表したが、同時に発表した売り出しによる需給悪化を警戒する売りが優勢となっている。市場変更に伴い、58万7400株の売り出しとオーバーアロットメントによる売り出し8万8000株を実施する。売出価額は9月14日から9月17日までの間のいずれかの日の終値に0.90~1.00を乗じた価格を仮条件とし、需要状況などを勘案したうえで決定する予定で、売出価額決定以降、市場区分が決定する。同時に、9月30日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表したがこれに対する反応は限定的だ。効力発生日は10月1日。
■ダイヘン <6622> 519円 -31 円 (-5.6%) 本日終値
ダイヘン<6622>が急落、年初来安値を更新。いちよし経済研究所は4日、同社株のフェアバリューを800円から650円に引き下げた。レーティングは「B」を継続した。溶接メカトロ事業の受注減速を考慮し、業績予想を小幅下方修正した。16年3月期の連結営業利益は従来予想110億円から前期比18.8%増の100億円(会社予想は90億円)に見直した。溶接メカトロ事業は、「中国向けを中心に代理店在庫がやや多かった影響もあり、受注が後ずれ傾向にあるようだ」という。同事業は近年の高成長からは踊り場に向かう可能性があると予想している。一方、スマートグリッド対応機器などには中期成長力は十分ある、とみている。
■ジェイエイシ <2124> 833円 -43 円 (-4.9%) 本日終値
人材紹介ビジネスを手掛けるジェイ エイ シー リクルートメント<2124>は大幅安。同社は4日取引終了後、7月度の月次売上高(連結ベース)を発表した。7月単月では10億4003万円で前年同月比24.0%増と好調で伸び率は前月を上回ったが、全般軟調相場に流され反応は乏しい。小型株で板が薄く、ここ中段で値もちの良さをみせていたがその反動もあって、成り行き売りに下げ幅が大きくなっている。
●ストップ高銘柄
田中化学研究所 <4080> 1,537円 +300 円 (+24.3%) ストップ高 本日終値
ベステラ <1433> 6,230円 +1,000 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
ナノキャリア <4571> 993円 +150 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
クボテック <7709> 1,010円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
EAJ <6063> 1,075円 +150 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
文教堂GHD <9978> 448円 -100 円 (-18.3%) ストップ安 本日終値
丸千代山岡家 <3399> 4,200円 -700 円 (-14.3%) ストップ安 本日終値
オプトロム <7824> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
グローアジア <3587> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
株探ニュース
関電工<1942>が続伸。同社は東京電力<9501>向けを主力とする電気工事大手。東電の設備投資が回復していることに加え、民間建築も都市再開発計画の相次ぐ始動が同社の業績を後押ししている。リニューアル案件獲得が高水準、単価上昇も追い風に16年3月期営業利益101億円(前期比7.6%増)はかなり保守的という見方が強い。立花証券では「会社側予想は大きく上方修正され、前期比36.3%増の128億円(同36.3%増)となろう」との見通しを示している。
■SCSK <9719> 4,070円 +15 円 (+0.4%) 本日終値
SCSK<9719>が5日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が4日付でレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を4200円から5260円へ引き上げた。車載ソフトウェア市場でのBSW(Basic Software)は、ベータ版の評価が終わり、クオリティーに磨きがかかれば、サプライヤーなどの採用が増加し、長期的には株式市場の利益成長期待が高まると指摘。今16年3月期通期連結営業利益で会社側計画の290億円(前期実績280億300万円)に対して同証券では従来予想292億円から305億円へ、来期予想を315億円から330億円へ引き上げている。
■住友商事 <8053> 1,224.5円 +4 円 (+0.3%) 本日終値
住友商事<8053>がしっかり。同社はこの日、チュニジアテレビ放送公社向けに野外中継車やスタジオ用機材などを約15億円で受注したことを発表した。今回の受注は民主化後のチュニジアにおいて日本企業が初めて調印した円借款案件。チュニジアの首都チュニスに建設されたチュニジアテレビ放送公社の新テレビ放送センターに近代的な放送機材を導入するもので、2016年春より順次、ソニー<6758>のスタジオ用機材や野外中継車の供給および据付、チュニジアテレビ放送公社のエンジニアを対象としたトレーニングの提供などを行っていく。
■カナモト <9678> 2,516円 -599 円 (-19.2%) 本日終値 東証1部 下落率トップ
カナモト<9678>が急落、年初来安値を更新した。同社は4日の取引終了後、15年10月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1286億円から1310億3000万円(前期比4.4%増)へ、営業利益を169億6000万円から159億5000万円(同3.1%減)へ、純利益を95億2000万円から93億4000万円(同0.4%増)へ修正、営業利益と純利益の下方修正を嫌気した。中国経済減速や全国的な舗装工事量減少の影響から、一部の連結子会社の業績が低迷している。
■ハイレックス <7279> 3,255円 -355 円 (-9.8%) 本日終値
ハイレックスコーポレーション<7279>が急落、一時年初来安値を更新。同社は前週末引け後、2015年10月期の通期連結業績予想の修正を発表。売上高は2369億円から2401億円に引き上げたものの、営業利益は188億4000万円から185億9000万円に、経常利益は221億円から212億5000万円に引き下げた。会社側では、修正の理由として、「営業利益は、研究開発費の先行投資等を含む諸経費の増加が予想され、前回予想から減少する」と想定。「経常利益は、前回予想の算出に用いた想定期末為替レートが最近の為替レートの動向から円高方向に進むものと予想されることから見直した」としている。14年11月から15年7月までの9カ月累計の連結決算では、売上高が前年同期比20.1%増の1803億4800万円、営業利益は同4.6%減の141億4500万円を計上している。
■ホットランド <3196> 3,470円 -220 円 (-6.0%) 本日終値
ホットランド<3196>が続落。前週末4日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て、9月30日付で東証マザーズから東証1部、または2部市場に市場変更することになったと発表したが、同時に発表した売り出しによる需給悪化を警戒する売りが優勢となっている。市場変更に伴い、58万7400株の売り出しとオーバーアロットメントによる売り出し8万8000株を実施する。売出価額は9月14日から9月17日までの間のいずれかの日の終値に0.90~1.00を乗じた価格を仮条件とし、需要状況などを勘案したうえで決定する予定で、売出価額決定以降、市場区分が決定する。同時に、9月30日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表したがこれに対する反応は限定的だ。効力発生日は10月1日。
■ダイヘン <6622> 519円 -31 円 (-5.6%) 本日終値
ダイヘン<6622>が急落、年初来安値を更新。いちよし経済研究所は4日、同社株のフェアバリューを800円から650円に引き下げた。レーティングは「B」を継続した。溶接メカトロ事業の受注減速を考慮し、業績予想を小幅下方修正した。16年3月期の連結営業利益は従来予想110億円から前期比18.8%増の100億円(会社予想は90億円)に見直した。溶接メカトロ事業は、「中国向けを中心に代理店在庫がやや多かった影響もあり、受注が後ずれ傾向にあるようだ」という。同事業は近年の高成長からは踊り場に向かう可能性があると予想している。一方、スマートグリッド対応機器などには中期成長力は十分ある、とみている。
■ジェイエイシ <2124> 833円 -43 円 (-4.9%) 本日終値
人材紹介ビジネスを手掛けるジェイ エイ シー リクルートメント<2124>は大幅安。同社は4日取引終了後、7月度の月次売上高(連結ベース)を発表した。7月単月では10億4003万円で前年同月比24.0%増と好調で伸び率は前月を上回ったが、全般軟調相場に流され反応は乏しい。小型株で板が薄く、ここ中段で値もちの良さをみせていたがその反動もあって、成り行き売りに下げ幅が大きくなっている。
●ストップ高銘柄
田中化学研究所 <4080> 1,537円 +300 円 (+24.3%) ストップ高 本日終値
ベステラ <1433> 6,230円 +1,000 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
ナノキャリア <4571> 993円 +150 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
クボテック <7709> 1,010円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
EAJ <6063> 1,075円 +150 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
文教堂GHD <9978> 448円 -100 円 (-18.3%) ストップ安 本日終値
丸千代山岡家 <3399> 4,200円 -700 円 (-14.3%) ストップ安 本日終値
オプトロム <7824> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
グローアジア <3587> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
株探ニュース