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【材料】OTSが反発、TCR解析サービスのワクチン事業への応用などを発表

 オンコセラピー・サイエンス<4564>が反発。この日の寄り前に3月に発表したTCR(T細胞受容体)解析サービスについて、ワクチン事業に応用するとともに、製薬企業や医療機関、研究機関などに対する研究用途の解析サービス事業を開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。
 TCR解析サービスは、がん免疫療法においての最先端の取り組みとして、シカゴ大学医学部中村祐輔研究室で開発された「次世代シーケンサーを用いてT細胞受容体を解析する方法」を導入したもので、これにより、血液中およびがん組織や腹水・胸水中のT細胞の変化をモニタリングすることが可能であり、数百万から1000万種類のT細胞に相当する情報を迅速に提供することができるというもの。また、がん分野だけでなく、自己免疫疾患・薬剤や食物アレルギー・感染症時の免疫細胞の変化などを調べることなどにも応用可能としている。
 なお、同事業の開始に伴う業績への影響については、判明次第公表するとしている。

OTSの株価は10時36分現在310円(△15円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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