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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は119円前後で推移か、米9月利上げの可能性残りドルは下げ渋る見込み


4日のドル・円相場は、東京市場では120円19銭から119円11銭で軟調推移。欧米市場でドルは118円61銭まで下落した後に、119円63銭まで急反発したが、119円06銭で取引を終えた。

本日7日のドル・円は119円前後で推移か。欧米株安を意識してドルの上値はやや重くなりそうだが、米9月利上げの可能性は残されており、ドルは118円台後半で下げ渋る
見通し。

米労働省が4日発表した8月の失業率は5.1%に低下し、2008年4月以来の低水準となった。市場関係者の間では、5.1%の米失業率はインフレを生じさせない失業率の下限(自然失業率)を下回っているのではないか?の見方が浮上しており、9月16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の引き上げが決定されるとの観測が広がっている。

8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+17.3万人で市場予想を下回ったが、6月と7月の数字は上方修正されている。また、平均時給は前月比+0.3%で順調な伸びを示した。8月の雇用統計は全体的にはまずまず良好な内容であり、9月の利上げ開始を阻む材料ではないとの声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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