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2015年09月05日09時00分

【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「続・07年相場と酷似」


◆やはり、今回の波乱相場は「07年8~9月」のサブプライム時と似ている。高値から3000円強下げ、25日線マイナス乖離12%になった「1万7714円」で下げ止まり、そして下げ幅に対して45%戻した「1万9192円」で頭打ち、そして(先物が)戻り幅の70%下げという調整など、ここまでは07年の時とウリ二つ。そうであれば、ここから2万円に迫る「7割戻し」を目指す可能性がある。07年は10月上旬にかけて急落の73%を戻した。それを今回の相場(3230円安の70%戻しは2260円幅)に当てはめると「1万9975円」となる。

◆日経平均は週足の「雲」(1万7270円)に差し掛かり、サイコロやRCIなど短期テクニカルが底入れ。ここから反発(リバウンド)となれば200日線(1万9000円処)や半値戻し(基準線1万9330円)、さらに日足の「雲」や13週線、26週線の重なる「2万円処」を目指してもおかしくない。「郵政上場」を控え、PKO(日銀のETF買い、年金のJPX400買いなど)が強烈に介入する可能性もある。

◆だが、今回は、中国懸念から世界同時株安へと波及し、各国のチャートが軒並み「陰転」して6年半に及ぶ過剰流動性(マネーゲーム)相場の終焉を暗示した。世界的に需給が悪化しており、上海やNYなど海外で軟調が続くなら日本株も戻りは難しくなる。

◆いま日経平均は1万7800円処を下値に日足はもみ合っており、8月28日高値1万9192円を上抜くなら「2万円」指向が濃厚となるが、逆に8月26日安値1万7714円を割り込むと「二段下げ」が要警戒となる。したがって、当面はこのもみ合いから「上抜く」か「下割れ」するかが大きなポイントとなる。

◆中国の抗日70周年行事が終わり、米雇用統計、G20財務相会議も終わる。そして9月11日メジャーSQとスケジュールが忙しく、もみ合いの中をまだ乱高下する可能性があるが、ここでは日足チャートの放れに従うことが大事。2015年9月3日 記

(9月3日 記、毎週土曜日7時に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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